隣り近所のココロ・読書編

本の虫・ともみの読書記録です。
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# 夜は短し歩けよ乙女
夜は短し歩けよ乙女
夜は短し歩けよ乙女
森見 登美彦
夜は短し 歩けよ乙女/森見登美彦
角川書店
1575円
評価 ☆☆☆☆☆
「偶然の」出逢いはこれほどまでに頻発するはずはなく、
我ながらあからさまに怪しいのである。
そんなにあらゆる街角に、俺が立っているはずがないのである。
なのに「ま、たまたま通りかかったもんだから」という台詞を
喉から血が出るほど繰り返す私に彼女は天真爛漫な笑みをもって応え続けた。
黒髪の乙女」に片想いしてしまった「先輩」。
二人を待ち受けるのは、奇々怪々なる面々が起こす珍事件の数々、
そして運命の大転回!
天然キャラ女子に萌える男子の純情ラブ
キュートで奇抜な恋愛小説in京都。



(感想)
森見登美彦さんの面白さ・奇想天外さには以前から大注目してたけど
これはもう最高ぴかぴか
むちゃくちゃキュートで、
愛すべき濃い〜キャラが彩る青春エンタ小説です!!

全編がお祭りのようにワクワクしますわーい
すべてありえない展開で進んでいくのに、
何事もすんなり受け入れられる不思議・・・。
ポップな世界観を構築しながらも、
京都の趣のある風景が見事に生きていて、
まるで古本読書のレトロな香りが紙からほんのり匂ってきそう。
古風な文体もしっくりきます。

個性的なキャラ達もたまらなく魅力的。
樋口さんを「立派な方」と言ってのける黒髪の乙女はもちろんのこと、
その樋口さんとパンツ総番長が大好きですぴかぴか

最後の最後は奇抜さはなく、
これからの2人の恋の発展を予感させるようなさりげない締めくくり。
この静かなラストはまるで読者をこの夢のように楽しい本の世界から
現実に呼びもどしてくれるんです猫2

あまりにも楽しい世界に酔いしれ、
読み終わってしまったことがとても寂しく思えてしまう傑作でした。
大好きわーい今年の年間ベスト10入りは決定ですねっグッド

きっと映像化されると信じていますカチンコ



●この本が好きな人におすすめなのは・・・
四畳半神話大系/森見登美彦
| comments(12) | trackbacks(2) | 10:10 | category:    森見登美彦 |
# きつねのはなし
きつねのはなし
きつねのはなし
森見 登美彦
きつねのはなし/森見登美彦
新潮社
1470円
評価 ☆☆☆
細長く薄気味悪い座敷に棲む狐面の男から囁かれた奇妙な取引。
私が差し出したものは、そして失ったものは、あれは何だったのか・・・。
さらに次々起こる怪異の結末は―。
妖しくも美しい全4作。



(感想)
森見登美彦さんの本読書を読むのは「太陽の塔」以来、二冊目。
「太陽の塔」とはまったく違うジャンルで、文体で、
この二作が同じ作家の手によるものとは信じられないほどです!
ものすごい可能性と幅の広さを感じさせてくれる作家!!
しかもまだ27歳!?

4作に共通するのは妖艶な美しさ。
ホラーとも言いがたいような幻想的で不思議なお話。

それぞれの短編に
「狐の面」「芳蓮堂という古道具屋」というキーワードが出てきて、
一瞬すべての話はリンクしているように思えるんだけど、
設定が微妙に違う・・・・ひやひや
で、どれも謎が謎のままで解決していない。

腑に落ちないような不可思議な要素が多く、
全体的に曖昧な印象を醸し出しています。

細かな想像は読者それぞれに任せるってことかな。
著者、作品時代は多くを語らず、
それらは自分の想像力で解決納得してくれというタイプの作品なのかも。

世の中にははっきりとさせてはいけないことがある。
「狐は人間を騙す」だとか、
そういう言い伝えも本気になって証明したりはしてはならない。

謎は謎のままでのこしておかなくてはならない場合もある。
そのへんの境界線を妖しく漂うような作品群でした。
| comments(0) | trackbacks(0) | 11:30 | category:    森見登美彦 |
# 太陽の塔
太陽の塔
太陽の塔
森見 登美彦
太陽の塔/森見登美彦
新潮社
1365円
評価 ☆☆☆
京大5回生の森本は「研究」と称して自分を振った女の子の後を日々つけ回していた。
男臭い妄想の世界にどっぷりとつかった彼は、
カップルを憎悪する女っ気のない友人たちとクリスマスツリー打倒を目指しておかしな計画を立てるのだが…。

(感想)
ばかばかしい、男臭い、むさ苦しい・・・・そんな批評がこの作品には褒め言葉になってしまう。
本にも書いてあるんだけれど、
本当に「読了したあかつきには、体臭が人一倍濃くなっているだろう」、まさにそんな作品でした。

でも、その男臭さが女の私にもまったく不快に感じられない不思議・・・汗

京都大学の男子学生・森本が主人公。
森本は自分を振った後輩の女の子をつけまわすことを日常としている。
彼と友人たちはカップルを憎悪し、
クリスマスツリーを呪う「イケてない」大学生(というか、全員変人)。
そんなかれらの異常な青春小説(さわやかな汗の似合う青春ではないが)。

おもしろいのはストーリーより表現力・言葉の選び方楽しい

登場人物たちに難しい言葉をあえて使わせることによって、
彼らの変態はぐ〜っと増しています。

どの登場人物も個性的で、変人。
キャラクター設定がまるでアニメテレビか映画カチンコのよう。
この辺が若い男性のデビュー作らしい!

舞台が京大なので、京大の学生さんにはぜひ読んでほしいですね。
京都の土地勘がある人にもおすすめです。

●この本が好きな人におすすめなのは・・・
砂漠/伊坂幸太郎
| comments(2) | trackbacks(1) | 11:07 | category:    森見登美彦 |
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