隣り近所のココロ・読書編

本の虫・ともみの読書記録です。
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# 神の狩人 2031探偵物語
神の狩人 2031探偵物語
神の狩人 2031探偵物語
柴田 よしき
JUGEMテーマ:小説全般

神の狩人 2031探偵物語/柴田よしき
文藝春秋
1450円
評価 ☆☆☆
舞台は2031年、人々を自殺へと誘う謎の集団がうごめく東京。
神の悪意に抗うダーク・ヒロイン、女探偵サラのもとに舞いこんだ依頼は
何年も前に生き別れたある女性の姉の捜索。
だが、親戚や周囲の誰もがいなかったものとして口を閉ざす。
果して本当に姉は存在したのか・・・。



(感想)
2031年、今からちょっとだけ未来のお話。
あとがきで著者自身も「この世界の続きは書き続けていく」と言っているし、
この作品のすべてがこれから始まる物語のプロローグのようなかんじです。
2031年の東京にはびこる問題と、
探偵という職業上、たまたま事件にかかわったように思われる主人公・サラが
実は人類を救う光となるような運命を背負っている・・・。
本作ではそこまでを描いているだけで、
この物語そのものに明確なラストはなく、全貌も見えてきません。

アメリカの同時多発テロが作品の大きなキーワードで、
ここから世界は変わり始めるという設定なので、
私たちがまるっきり想像もできないような未来の話っていうわけでもない。
今でいう携帯電話的な役割を果たすものがが「トークカード」になっていたり、
技術は多少進歩しているように描かれているけど、
老人問題・自殺の増加など国として抱える問題は今とさほど変わらない。
未来の話だけど案外、すんなりと受け入れられます。

連続して起こった自殺事件のすべてに
かかわっていると思われる女性・井瀬崎香織とサラの戦いなど
今度の展開が楽しみな一方、
サラにもう少し魅力があればな・・・とも思う。
出版社の本の紹介にならって「ダークヒロイン」と書いてはみたものの
サラってそれほど読者をひきつけるキャラクターじゃない。
色っぽくあるべきシーンもあんまりドキッとしないし、
もっと人物をしっかりと練りこんで欲しかった。

ま、とにかくこれから出してくれるであろう続編を読まないことには
この一冊では評価しきれない。
とりあえずの☆3つで、あえてきちんと評価はしません。
| comments(0) | trackbacks(1) | 10:56 | category:    柴田よしき |
# ワーキングガール・ウォーズ
ワーキングガール・ウォーズ
ワーキングガール・ウォーズ
柴田 よしき
JUGEMテーマ:小説全般

ワーキングガール・ウォーズ/柴田よしき
新潮社
1470円
評価 ☆☆☆☆
墨田翔子、37歳、未婚、有名企業企画部係長。
恋人・人望ともになし。
ひとりぼっちのランチタイムなんてもう慣れっこ。
でも、それが何か?!?
これぞ「おひとり様」の胸のうち!!
働く女の本音と弱音を描いたワーキングガールズストーリー。



(感想)
つい先日読んだ「やってられない月曜日」の書評を
インターネットで読んでいて、
「やってられない月曜日」の主人公のいとことして登場する“翔子姉ちゃん”は
同じく柴田よしきさんの「ワーキングガール・ウォーズ」という作品の主人公でもあると知り、
さっそく読んでみましたニコニコ

主人公はこの37歳のキャリアウーマン・翔子。
そしてもう一人のヒロインの愛美。
愛美はお茶くみで一日の大半が過ぎるOL生活にブチ切れ、
死に物狂いで英語を勉強。
海外飛行機へ飛び出してみたものの就職なんてどこにもない。
結局は中堅以下の旅行代理店で契約社員のガイドに甘んじる女性。
旅を通じて仲良くなった2人を交互に描く作品です。

私には翔子のようなキャリアと才能もなければ、
愛美のように知らない土地に飛び出す度胸もない。
でも、同じ女として2人の生き方は素直に応援できます。
きっとすべての女性読者が2人を手放しで応援してしまうはず猫2

翔子と愛美。
この2人のいいところは絶対的に「女の味方」なところ。
たとえいい印象を持っていない客や部下であっても、
困っている人を見たらほうっておけない。
文句を言いつつも必ず何とかして助けてくれる。
そこに女性読者は強くひかれるんじゃないかな〜猫2

そして、働く女性のリアルな悩みを描きながらも、
小さな謎解きも含ませているあたりもいいおはな
完全なミステリーではなく、ほんとにちょっぴりだけ。
このささやかなエッセンスがすごく効いてて、
作品の深みを膨らませてますよね猫2

翔子が部下の女の子のために
元の不倫相手でもある上司にタンカを切る場面は爽快!
女性作家が書いたものだから余計に気持ちいい〜わーい
頼もしい見方に出会えたような、
そんな心強さを感じさせてくれる本なんですわーい



●この本が好きな人におすすめなのは・・・
やってられない月曜日/柴田よしき
女たちのジハード/篠田節子
| comments(0) | trackbacks(0) | 10:55 | category:    柴田よしき |
# やってられない月曜日
やってられない月曜日
やってられない月曜日
柴田 よしき
やってられない月曜日/柴田よしき
新潮社
1470円
評価 ☆☆☆☆
高遠寧々、28歳。
歌手か女優?あるいは少女漫画の主人公みたいな名前だけど、
平凡な(ちょっと変わった趣味はあるけど)OLです。
大手出版社に勤めてはいるけれどコネ入社。
それにコンプレックスを抱き、彼氏もいないけど
気の合う同僚はいるし、まぁまぁお気楽な一人暮らしを満喫中ぴかぴか
けど、そんな平凡な日々にも、いろんな事件は潜んでて――。
「あるあるある!」って思わず呟いちゃう、
本音満載のワーキングガール・ストーリー。



(感想)
軽く読めるのが良かった◎
柴田よしきさんのこういうテイストって大好きです。

小説の主人公としていかにも作られた感がプンプンする
主人公じゃないのがいい。
大手出版社に勤めるOLなんていっても、
みんながみんな仕事にやりがいを感じてて、常に充実した恋愛ができてるわけじゃない。
そこそこのお給料で、現実に不満を抱きながらもまあまあ妥協して生きてる。
毎日にドラマなんてない。
そこにリアリティを感じ、共感できました。

でも、何もないようにみえる平凡な日々の中にも
ちょっとした事件はある。
そういう小さな出来事を積み重ねながら、
仕事や会社や仲間のいい面を見つけて、少しずつ変わっていく寧々。
劇的な出来事なんてなくっても、人は成長していくもの・・・。
そのさりげなさが、寧々だけでなく
平凡な私たち読者にも可能性を感じさせてくれるんです。

コネ入社であることのコンプレックス。
容姿も良くなく、彼氏もいない。
自分にないものってはっきり自覚しがちだけど、
持っているものって自分ではなかなか気づけないもの。
寧々だって気づいてなかっただけで、いい友人や相談相手に恵まれていた。
一生をかけて楽しめる生きがいも持っていた。
これからは「自分が持っていないもの」ではなく
「持っているもの」を数えてみよう。
持っているものの数は同じでも、
その方が毎日がきっと輝いてみえるよねニコニコ

週末、月曜日のことを思うと憂鬱・・・。
「やってられない」でも「やらなきゃならない」。
主人公と一緒に私もガンバローと、ちょっと元気を与えてくれる本でした。


●この本が好きな人におすすめなのは・・・
月曜日の水玉模様/加納朋子
朝顔はまだ咲かない―小夏と秋の絵日記/柴田よしき
ワーキングガールズ・ウォーズ/柴田よしき
| comments(0) | trackbacks(0) | 10:52 | category:    柴田よしき |
# 朝顔はまだ咲かない
朝顔はまだ咲かない―小夏と秋の絵日記
朝顔はまだ咲かない―小夏と秋の絵日記
柴田 よしき
朝顔はまだ咲かない―小夏と秋の絵日記/柴田よしき
東京創元社
1575円
評価 ☆☆☆
高校生の頃にひきこもりになったあたし、鏡田小夏。
あたしを訪ねてくるのは、親友の秋だけ。
秋はイマドキの女の子で、恋の一部始終を報告しにやってくる。
でもね秋、ひきこもりのあたしだって
恋や将来に悩みがあるんだよ。
そんな2人の女の子が遭遇した7つの不思議な出来事を描く連作ミステリー。




(感想)
主人公の小夏は19歳のひきこもりの女の子。
ひきこもりと聞くと、なんとなく暗いイメージを抱いてしまうけど
軽く読めてむしろ明るさのある連作集でした。

ミステリーとしての面白さはそう高いものではない。
読者を置いてけぼりにするような章もあるにはある。

でも小夏と秋、そして彼女たちを取り巻く人々の雰囲気が良い。
だからサクサクと読めてしまうんです。
小夏はひきこもりということをのぞけばいたって普通の女の子。
秋もイマドキの子に見えてマジメでかたい面がある。
この2人、なんか応援したくなっちゃうんですよねラッキー

少しづつ、ひきこもりの生活から抜け出して
成長していく主人公に光を感じ、
もう少し彼女たちの今後を見守りたいような気持ちになりました。
実際、どうして学校では特別に仲が良いわけではなかったのに、
小夏が学校に来なくなって秋がここまで小夏にかかわるようになったのか、とか
秋の気持ちにわからない部分がある。
ぜひ、この2人の物語をもっと書いてほしいですぴかぴか
| comments(2) | trackbacks(2) | 12:35 | category:    柴田よしき |
# 小袖日記
小袖日記
小袖日記
柴田 よしき
小袖日記/柴田よしき
文藝春秋
1600円
評価 ☆☆☆
会社の上司と不倫したあげくに捨てられた私は猛烈に腹を立て、
絶望し、部屋を飛び出した。
真夜中の公園で元気を取り戻そうとしたとき、
私の頭上で何かがパシッと鳴ったどんっ
目の前が明るくなり、体に大きく震えを感じ意識を失い、
・・・・次に目を覚ました時、私は平安時代にタイムスリップしていた!!
そして平安時代で「源氏物語」を執筆中の紫式部の片腕として働くことに…。
平安の世も、現代も、女は哀しくて強い。
「源氏物語」を彩る姫君たちをめぐる物語。




(感想)
時代はまったく違うけれど
恋をして、幸せになりたいという女性の想いは同じ。
しかし平安の女性は周りの決めた男性と結婚することが圧倒的に多く、
主人公は彼女たちの姿を見て女としての生き方を模索していきます。

それぞれのお姫さまがとても魅力的ですぴかぴか
時代には逆らえずに、不幸な運命を背負う姫さまもいるけれど、
どの姫さまにも時代を超えて理解できる「女だけがわかる共感」を感じられるニコニコ

個人的な好みで言っちゃうと、
もっと重厚に切ない物語に仕上げてくれた方が私は好きかも。
ラストが急ぎ足になっちゃったのも惜しいひやひや

歴史に詳しい人は歴史を冒とくしてると思ってしまうかもしれないけど、
無知な私にはそんなことはまったく気にならず。
小説を読むにあたり、私は時代モノが苦手な傾向にあるのですが、
これは軽いタッチなので比較的苦がなく読むことができました。
| comments(0) | trackbacks(0) | 11:14 | category:    柴田よしき |
# ふたたびの虹
ふたたびの虹―推理小説
ふたたびの虹―推理小説
柴田 よしき
ふたたびの虹/柴田 よしき
祥伝社
1785円
評価 ☆☆☆☆☆
旬の素材を扱う小粋な小料理屋「ばんざい屋」。
オフィス街ビルという土地柄、
独身のサラリーマンやOLに密かな人気があったが、
女将の吉永には他人に明かせない過去が…。
女将を取り巻く人々との心の触れ合いを描く。



(感想)
物語の舞台は美人女将が一人で切り盛りする、
あたたかくこじんまりとした料理店「ばんざい屋」。

この店の常連客の日常に起こるミステリーと恋愛模様を描き、
ミステリーとしても恋愛小説としても楽しめるのが美味しい一冊ですムード

はじめはあくまで常連客のミステリーが本線となるのですが、
ごく序盤で女将の過去になにかあることに気づきます。
伏線としてその過去が小出しにわかるその過程がドキドキラブ期待感でたまらない!
後半は一気に女将の秘密に迫っていく展開のうまさ!
ページを進む手が止められませんでした。

料理ディナーと女将の趣味であるブロガント(骨董の一種)についての描写も細かく、
魅力的に描かれています。
それが非常に食欲と興味をそそる猫2

「ばんざい屋」の雰囲気も素敵です。
常連客がこのお店に来たくなる気持ちもよくわかりました。
このお店に行ってみたいな〜。
お店の雰囲気の良さが作品全体に反映され、
読んでいて心地のよい本でした。
| comments(0) | trackbacks(0) | 12:48 | category:    柴田よしき |
# 激流
激流
激流
柴田 よしき
激流/柴田よしき
徳間書店
評価 ☆☆☆☆
京都。
修学旅行でグループ行動をしている、東京から来た七名の中学三年生。
知恩院に向かうバスバスで、
その中の一人の女生徒・小野寺冬葉が失踪し、消息を絶った・・・。
二十年後。三十五歳となり、
それぞれの毎日を懸命に生きるグループのメンバーに、過去の亡霊が甦る。
「わたしを憶えていますか?」
それは失踪した冬葉から送られてきたメールメールだった。



(感想)
約550ページの2段組とボリュームのある本ですが、
一気に読ませる面白さがありました。

20年前に失踪した少女の名を語るメールメールが旧友達に届く・・・。

果たして少女は今も生きているのか。
それともあの時、亡くなったのか。

何もわからない設定の中で、
次々と不可思議な事件が起こり、
20年前の記憶を呼び起こしていく、かつての旧友達。
それによって浮かび上がってくる真実・・・。

人の恨みって、ここまで人を動かすことができるのかと
恐怖を感じましたが、
このボリュームを読ませて、
20年も闇に閉ざされていた事件のわりには
あっけない幕切れでした。
もっと重みのある真実がほしかった。
だから☆は4つ。

どうも柴田よしきさんの作品は
あっけなく、まるで二時間ドラマテレビのサスペンスみたいな安っぽい
締めくくり方をするものが多いような気がするのですが・・・。

そのうち「山村美沙サスペンス」や「松本清張サスペンス」みたく
「柴田よしきサスペンス」などというものが
出てきそうな気がたらーっ
意外に人気シリーズになるかも(わーい笑)
| comments(0) | trackbacks(0) | 12:12 | category:    柴田よしき |
# 窓際の死神(アンクー)
窓際の死神(アンクー)
窓際の死神(アンクー)
柴田 よしき
窓際の死神(アンクー)/柴田よしき
双葉社
1575円
評価 ☆☆☆
「死」を想ったこと、ありますか?
黄泉の国への使者・死神があなたの目の前にあらわれたらどうしますか?
死と向き合ったとき、
人ははじめて生きることの実感と歓びを知るのかもしれない。
おとぎばなしをモチーフに描く寓話的ミステリー。



(感想)
死神に遭遇した二人の女性女の物語です。

恋愛、仕事・・・
どちらの女性の中にも強烈な嫉妬が渦巻いていて、
その心の暗い部分が死神を呼び寄せてしまいます冷や汗

20代の女性にとって
キャリアと恋愛(そのあとに続く結婚指輪)は
その年代を生きるうえでの最重要項目!
自分より幸せな女性を妬ましく感じるのは当然のことで、
この二人は特別に心がすさんでるわけじゃない。

なのに死神に目を付けられてしまうんですか・・・汗
彼女達の中に渦巻く負の感情は「ごくあたりまえのもの」ですがたらーっ

なんだか死神の存在や言葉にもインパクトを感じないし。
説得力に欠ける作品でしたあせあせ

それぞれ、おむすびころりんおにぎり・舌きりすずめという
日本の有名な昔話をモチーフにしているのですが、
その必要性も特には感じられず・・・。

死神といえばどうしても
伊坂幸太郎さんの「死神の精度」と比べてしまう。
死神のキャラクター設定が地味で、
あちらも死神のキャラクターの良さにはかなわない気がしました。



●この本を好きな人におすすめなのは・・・
死神の精度/伊坂幸太郎
| comments(0) | trackbacks(0) | 00:23 | category:    柴田よしき |
# 銀の砂
銀の砂
銀の砂
柴田 よしき
銀の砂/柴田よしき
光文社
1785円
評価 ☆☆☆
売れない作家鉛筆2の佐古珠美はかつては人気ベストセラー作家・豪徳寺ふじ子の秘書だった。
二人は珠美の恋人で俳優の芝崎夕貴斗を奪い合ったことこあるが、
今は二人とも彼とは連絡を取っていなく、
彼は行方不明になったという噂もある。
ある日、珠美の元へ夕貴斗のことを調べているというフリーライターが現れ、
それをきっかけに珠美の平穏な生活が崩れ始める――。


(感想)
珠美とふじ子の関係は恋愛でもなく、友情でもなく、ライバルでもない。
お互いを意識せずにはいられない、
言葉では語ることのできない関係。

女同士の愛憎、嫉妬や母性といった女の最も「」の部分がテーマです。
このドロッとした感情を男性読者は理解できるでしょうかたらーっ
自分が習慣性流産という体質であることを知りながらも、
50代になっても精子を求め続けるふじ子の気持ちを...。

二人の過去と現在が飛び飛びに書かれている構成がちょっと読みにくい汗
そしてパタパタとラストに向かい、取ってつけたような結末( -_-)
夕貴斗がどうなったかなんかより、
二人の女の間に波打つ「業」の深さの方を丁寧にねちっこく描いてほしかったノーノー

●この本が好きな人におすすめなのは・・・
チョコレートコスモス/恩田陸
| comments(2) | trackbacks(2) | 11:41 | category:    柴田よしき |
# 観覧車―恋愛ミステリー
観覧車―恋愛ミステリー
観覧車―恋愛ミステリー
柴田 よしき
観覧車―恋愛ミステリー/柴田よしき
祥伝社
1785円
評価 ☆☆☆
失踪した夫の事務所を守って
素人ながら探偵業を始めた下沢唯。
ある時、行方不明になった夫・遠藤を捜してほしいという依頼が舞い込む。
やがて彼が勤めていた建設会社で恐喝事件に関わっていた事実が浮上し・・・。

(感想)
突然、失踪した夫・・・。
素人ながらも夫の探偵事務所を一人できりもりし、
夫の帰りを待つ女・下沢唯の物語。

数々の男女間のもつれによる依頼をこなしながら、
後半は夫の失踪の謎に迫っていく内容です。

10年という長い年月の間に、唯の気持ちもどんどん変化していきます。
慣れない仕事をしながらも必死で歯を食いしばってただ待つだけの10年・・・。
彼女の中に「あきらめ」「心変わり」「夫を責める気持ち」、
そんな感情が生まれてきたとしても、誰が彼女を責められるだろう。
まわりの友人、同業者たちは少しでも唯の心を軽くしようと助言をするけれど、
それでも待つことをやめない唯の姿が痛々しい[:がく〜:]

仮に夫が戻ってきたとしても
昔の生活にうまく戻れることなんてありえないのに、それでも待つ。
その女心が切ないあせあせ

著者は続編を考えてるらしく、
残念ながらこの本を最後まで読んでも失踪の謎は解決しません。
ラストの締め方がうまく、
今後も唯のラストを見守らざるを得ないような責任感のような気持ちがうまれました。

●この本を好きな人におすすめなのは・・・
涙/乃南アサ
| comments(0) | trackbacks(0) | 10:15 | category:    柴田よしき |
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