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魔眼の匣の殺人 / 今村昌弘(東京創元社)
個人的な評価 ☆☆☆
その日、“魔眼の匣"を九人が訪れた。
人里離れた施設の孤独な主は予言者と恐れられる老女だ。
彼女は葉村譲と剣崎比留子をはじめとする来訪者に「あと二日のうちに、この地で四人死ぬ」と告げた。
外界と唯一繋がる橋が燃え落ちた直後、予言が成就するがごとく一人が死に、閉じ込められた葉村たちを混乱と恐怖が襲う。
ミステリ界を席巻した『屍人荘の殺人』シリーズ第二弾。
(感想)
前作の「屍人荘の殺人」が面白かったので今作にはかなり期待していました。
んー、でもハードル上げ過ぎたかなぁ。
これといった新しさもなく、一般的・純粋な推理小説の域を出ていない印象。
前作の「ゾンビ」のトンデモっぷりが強烈だっただけに、残念でしかありません。
主人公コンビは前作に比べるとずいぶんとラノベっぽい雰囲気になり、
ラノベ世代でない私には少々読むのがきついものがあります(;´・ω・)
続編があることを宣言するかのような終わり方。
次は1作目を超えるような、読者の度肝を抜く作品を期待します。