JUGEMテーマ:エッセイ
わたしの容れもの / 角田光代(幻冬舎)
評価 ☆☆☆
老いの兆しは、悲しいはずなのに、嬉々として話してしまうのはなぜだろう?
加齢で知る、新しい世界。新しい自分。
わたしの入った容器「カラダ」がまるごと愛しくなる、共感必至のエッセイ集。
(感想)
わたしの容れもの = カラダにまつわるエッセイ集です。
40代も半ばを過ぎ、
いやでも「体の変化」を感じるようになってきた角田さんの今日この頃。
それを悲しむのではなく、自虐的に嬉々と語る角田さんの姿に
「老い」って付き合い方次第では自分が思うほど悲壮感の募るものでもないのかも??と新しい発見を得たような気持ちです。
加齢につれて代謝は落ち、痩せにくくなるのは仕方ない。
加齢につれてヘビーな食べ物はキツくなり、食のこのみに変化が出るのも仕方ない。
そういう諦めなきゃいけない部分は諦めて、受け入れる。
でもそれは「= 怠けること」ではなく、
その年齢に合った生活やケアをしていくことです。
それができるかできないかが老後に大きく響いてくるんだろうなぁ・・・・。
角田さんはボクシングや走ることでしっかり体を動かしておられるし、
たった一人で働く自営業なのに、
9時〜17時の規則正しい生活を守ってもいる意思の強い人です。
さらに各種検査をマメに受けてるようで、
そもそも「カラダ」に興味があるのだと思います。
でも私は??
人間ドッグすら受けたことがなく、体に対する知識もない。
だらしない・めんどくさがりの極みなんですな・・・w
今のままでは老後・・・やばいぞやばいぞ(>_<)
ちょっと考え方を改めないといけないのかもしれません。
うーーーん、まずは意識改革からはじめまっす!!