# 異類婚姻譚
2016.04.27 Wednesday
JUGEMテーマ:小説全般
異類婚姻譚 / 本谷有希子(講談社)
評価 ☆☆☆
「ある日、自分の顔が旦那の顔とそっくりになっていることに気が付いた。」
結婚4年の専業主婦を主人公に、他人同士が一つになる「夫婦」という形式の魔力と違和を、
軽妙なユーモアと毒を込めて描く表題作ほか、「藁の夫」など短編3篇を収録。
第154回芥川龍之介賞受賞。
(感想)
「異類婚姻譚」は芥川賞受賞作ですが、芥川賞ってこういうものですよね。
いかにも芥川賞向けの世界観で、決してワクワク楽しめるものではありません。
雰囲気を味わう作品なんだと思います。
「異類婚姻譚」は夫婦の距離感をテーマにしたお話なんだと解釈しました。
夫婦の顔が似てくるというのはリアルでもたまに聞くことで、
それは日々同じものを食べ、
いつも一緒にいればそうなる・・・・ということなんだろうけど、
このお話の中での“似てきている”はどうやらそんなほのぼのとしたものではない。
現代人に対するかなりブラックな皮肉が込められているのだと思います。
表題作以外の3編も抽象的すぎて、だからなんなんだろう・・・と思ってしまい、
私には面白いものではありませんでした。純文学ってやっぱ私には難しいな〜。
異類婚姻譚 / 本谷有希子(講談社)
評価 ☆☆☆
「ある日、自分の顔が旦那の顔とそっくりになっていることに気が付いた。」
結婚4年の専業主婦を主人公に、他人同士が一つになる「夫婦」という形式の魔力と違和を、
軽妙なユーモアと毒を込めて描く表題作ほか、「藁の夫」など短編3篇を収録。
第154回芥川龍之介賞受賞。
(感想)
「異類婚姻譚」は芥川賞受賞作ですが、芥川賞ってこういうものですよね。
いかにも芥川賞向けの世界観で、決してワクワク楽しめるものではありません。
雰囲気を味わう作品なんだと思います。
「異類婚姻譚」は夫婦の距離感をテーマにしたお話なんだと解釈しました。
夫婦の顔が似てくるというのはリアルでもたまに聞くことで、
それは日々同じものを食べ、
いつも一緒にいればそうなる・・・・ということなんだろうけど、
このお話の中での“似てきている”はどうやらそんなほのぼのとしたものではない。
現代人に対するかなりブラックな皮肉が込められているのだと思います。
表題作以外の3編も抽象的すぎて、だからなんなんだろう・・・と思ってしまい、
私には面白いものではありませんでした。純文学ってやっぱ私には難しいな〜。