<< March 2013 | 1 2 3
4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 21
22 23 24 25 26 27 28 29 30 31
>>
# 作家ソノミの甘くない生活
2013.03.22 Friday
|
評価:
群 ようこ
毎日新聞社
¥ 1,470
(2012-11-20)
|
作家ソノミの甘くない生活 / 群ようこ(毎日新聞社)
評価 ☆☆☆
主人公と群さんが重なるなぁ。そうとらえてもOKなんだろうか。
大きな出来事もなく、ただただ日常をつづったようなものなんだけど、
だからこそリアリティがある。
親も子もそれなりに年をとってしまってからの親子関係って
なかなか難しいものがあるね。
しかもソノミさんの場合、
母親だけじゃなく気にかけてあげなきゃならないおばさんもいる。
一人で年寄りを看るのって大変よ。
ソノミさん(群さん)のこれからを考えると・・・。
でも、これって小説にする必要ある?
母親のわがままっぷりなどはエッセイとして出してくれた方が笑えた気がします。
母親ネタは他でも読んでるので新鮮味はない。
この路線はもうお腹いっぱいかも。
# 芽つきのどんぐり
2013.03.22 Friday
|
評価:
本上 まなみ
小学館
¥ 1,575
(2012-12-14)
|
JUGEMテーマ:
エッセイ芽つきのどんぐり / 本上まなみ(小学館)
評価 ☆☆☆
始末屋 → 野菜 → 田舎 → 蚊 → 傘・・・・・
こーんな風にエッセイのタイトルがしりとりになってるんですねぇ。
でもまぁこれ、書く方は縛りがあって大変だけど
読んでる側には別にどうでもいいことですね(笑)
この人の価値観・着眼点、やっぱり好きだわー。
自分のペースをちゃんと持って生きてる人だよね。
自分のだらしないとこやかっこ悪いとこを隠さないのもいい。
さっぱりしてて素敵な人なんだと思う。
遠くに住んでいるのに親戚やいとこと大人になってもいい関係築いて、
全然離れてる感じしないのもすごいなー。
私なんて市内に住んでる親戚ともこんな密な関係築けてない。
本上さんといえば擬態語の天才だと思うんだけど、
今作はその才能が発揮される場面が少なかったかな?
# 百年法 (上)(下)
2013.03.04 Monday
|
評価:
山田 宗樹
角川書店(角川グループパブリッシング)
¥ 1,890
(2012-07-28)
|
JUGEMテーマ:
小説全般 百年法 (上)(下) / 山田宗樹(角川書店)
評価 ☆☆☆☆
ジャンルとしてはSFなのかな???
不老不死が実現した社会。
20代の若く美しい年頃に不老不死の体を手に入れる。
事故や病気にならない限り、若い体と容姿のままで永遠に生きることができるが、
人生経験を積むほどに心だけは老いていく・・・。
そして死ぬ人がいなければ当然、人口は増え続ける。
そこで出来た法律が「百年法」。
不老不死となってから100年が経過したら、人は必ず死ななければならないという法律・・・。
うーん、考えさせられました。生きるとは?死ぬとは?
命って限りがあるからこそ、大切にするし、
良い生き方をするために努力もするんだろうなぁ。
自分だったら百年法に賛成か反対か、ずっと問いながら読んでいたけど
読了した今は怖いながらもちゃんと答えが出ている気がします。
久々にスケールの大きい作品を読んだ!
なんだかお腹いっぱい(笑)
1 / 1