# 四十九日のレシピ
2012.02.29 Wednesday
JUGEMテーマ:小説全般
● 四十九日のレシピ / 伊吹有喜
● 集英社
● 1470円
● 評価 ☆☆☆☆
熱田家の母・乙美が亡くなった。
気力を失った父・良平のもとを訪れたのは、真っ黒に日焼けした金髪の女の子・井本。
乙美の教え子だったという彼女は、
生前の母に頼まれて、四十九日までのあいだ家事などを請け負うと言う。
彼女は、乙美が作っていた、ある「レシピ」の存在を、良平に伝えにきたのだった。
家族を包むあたたかな奇跡に、涙があふれる感動の物語。
(感想)
少し前でNHKの連続ドラマ化されてましたね。
CMを見て、「みたいな〜」と思ってたのに第一回を見逃して、
そのまま見ずに終わってしまったので小説の方を読んでみることにしました。
ああ〜、やっぱり私の好きな雰囲気の作品でした。
レシピや「あしあと帳」の存在から乙美さんのあたたかさが伝わり、
知らぬ間に涙がこぼれちゃいそうな愛おしさがあります。
それに私は百合子さんの痛みもわかりすぎるほどわかって。
亜由美さんと赤ちゃんの存在を受け入れ、
話しあったり戦ったりせずにすぐに身を引こうとした彼女の気持ちといったら・・・。
最後がきれいにまとまりすぎた感はある。
こんなに素晴らしいテーマをもってるわりに軽いかんじも受けた。
でも、読みやすいので多くの人に評価されるのも納得。
心の中で、ずーっと大切にしたい作品ですね。
● 四十九日のレシピ / 伊吹有喜
● 集英社
● 1470円
● 評価 ☆☆☆☆
熱田家の母・乙美が亡くなった。
気力を失った父・良平のもとを訪れたのは、真っ黒に日焼けした金髪の女の子・井本。
乙美の教え子だったという彼女は、
生前の母に頼まれて、四十九日までのあいだ家事などを請け負うと言う。
彼女は、乙美が作っていた、ある「レシピ」の存在を、良平に伝えにきたのだった。
家族を包むあたたかな奇跡に、涙があふれる感動の物語。
(感想)
少し前でNHKの連続ドラマ化されてましたね。
CMを見て、「みたいな〜」と思ってたのに第一回を見逃して、
そのまま見ずに終わってしまったので小説の方を読んでみることにしました。
ああ〜、やっぱり私の好きな雰囲気の作品でした。
レシピや「あしあと帳」の存在から乙美さんのあたたかさが伝わり、
知らぬ間に涙がこぼれちゃいそうな愛おしさがあります。
それに私は百合子さんの痛みもわかりすぎるほどわかって。
亜由美さんと赤ちゃんの存在を受け入れ、
話しあったり戦ったりせずにすぐに身を引こうとした彼女の気持ちといったら・・・。
最後がきれいにまとまりすぎた感はある。
こんなに素晴らしいテーマをもってるわりに軽いかんじも受けた。
でも、読みやすいので多くの人に評価されるのも納得。
心の中で、ずーっと大切にしたい作品ですね。