隣り近所のココロ・読書編

本の虫・ともみの読書記録です。
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# つるかめ助産院
評価:
小川 糸
集英社
¥ 1,470
(2010-12-03)
コメント:すきな世界観ではあるけど、糸さんのオリジナリティが欲しい

JUGEMテーマ:小説全般
 ● つるかめ助産院 / 小川糸
 ● 集英社
 ● 1470円
 ● 評価 ☆☆☆
辛い出生の秘密を抱えるまりあは、ある日突然失踪した夫を探して、南の島をおとずれる。
しかし、島の助産院の先生から予期せぬ妊娠を告げられて―。
すべての命に贈る、誕生と再生の物語。「今ここにいる」ことの奇跡を力強く描き出す感動長編。


(感想)

いっつも思うんだけど、小川糸さんの世界観は嫌いじゃない。むしろ好き。
でも、 どれを読んでもよしもとばなながちらつくんです・・・。
申し訳ないけど、ばななさんの「イルカ」とやばいくらいカブッてる。

生命を授かること、その奇跡と神秘が美しく、あたたかいまなざしで描かれている。
食に対しても、心からの敬意が感じられます。
誰もが困っている人に手を差し伸べ、平等に優しい。
この土地の人の優しさは開放的な南の島という土地柄がそうさせるのかもしれない。

でも、最後の怖いくらいのナイスタイミングで戻って来た小野寺君。
彼の存在が安っぽいお決まりパターンを招いてしまった。惜しい!! 
 
なんだか今回も今一つの小川さん。
誰にも文句を言わせないオリジナリティがでてくれば最高なんだけどなぁ。
| comments(0) | trackbacks(0) | 14:38 | category:    小川糸 |
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