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31 >>
# 少女
2010.08.31 Tuesday
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評価:
湊 かなえ
早川書房
¥ 1,470
(2009-01-23)
コメント:まさに因果応報!!
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JUGEMテーマ:
小説全般 ● 少女 / 湊かなえ
● 早川書房
● 1470円
● 評価 ☆☆☆
高2の夏休み前、由紀と敦子は転入生の紫織から衝撃的な話を聞く。
彼女はかつて親友の自殺を目にしたというのだ。
その告白に魅せられた二人の胸にある思いが浮かぶ――「人が死ぬ瞬間を見たい」。
少女たちの無垢な好奇心から始まった夏が、複雑な因果の果てにむかえた衝撃の結末とは?
(感想)
湊かなえさんって、
「告白」が素晴らしかったからどうしても期待しちゃうんですよねー。
うーん、もう「告白」を超える作品はかけないのでしょうか・・・。
思春期特有の好奇心なのか「死」に興味を抱き、自分の目でその瞬間を見てみたいと思う少女たち。
この年頃の女の子の残酷さ・計算高さはリアルに感じられたけど、
あまりに狭い人間関係の中で、偶然に偶然が重なりすぎている。
これではあまりに都合がよすぎやしないか?
2人の少女が交互に語り手になっていくというスタイルの中で気になったのは、
2人の入れ替わりがわかりにくく、「今ってどっち?」と思ってしまうことが多々あること。
特に前半はひどかった。
「“死”は“退場”ってことなんだ」のセリフには悲しいけど共感。
誰もが途中出場な人生。その限られた出場時間の中で、世界がどんなふうに変わっていくのか
少しでも長く見ていたい・・・あの牧瀬が意外に感心することを言っていた。
# リライブ
2010.08.27 Friday
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評価:
小路 幸也
新潮社
¥ 1,575
(2009-12-22)
コメント:最期はやっぱり・・・・「人とのつながり」なんだなぁ
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# 太陽の村
2010.08.26 Thursday
# ほんとの野菜は緑が薄い
2010.08.23 Monday
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評価:
河名 秀郎
日本経済新聞出版社
¥ 893
(2010-07-09)
コメント:ほんとの野菜ってどんな野菜??知らなかった野菜の真相。
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JUGEMテーマ:
新書 ● ほんとの野菜は緑が薄い / 河名秀郎
● 日本経済新聞出版社 日経プレミアシリーズ
● 893円
● 評価 ☆☆☆
有機マークが付いていれば農薬の心配はないのか、
「無添加」表示があれば安全なのか。
数ある情報の中からほんものを見分けるには?
農薬も肥料も使わない「自然栽培野菜」の普及に携わり続けた著者が語る、食を取り巻く衝撃の事実。
そして、自然の野菜に学ぶ真のナチュラルライフ、心地のいい暮らし方とは。
(感想)
あなたの知っている野菜の常識が覆される本です。
有機野菜こそが体にいい、本当の野菜と思ったら大間違い。
それ以上に確かな「自然栽培野菜」というものの存在を初めて知りました。
自然栽培野菜とは有機野菜栽培の先にあるもの。
有機栽培では牛のふんなどを肥料として利用するけれど、自然栽培はそれすらも必要としない。
肥料が入れるなどしてしまっては自然のバランスは不自然になってしまう。
自然栽培では土もナチュラルに、種も遺伝子組み換えなど行わないありのままのものを使う。
そうすることによって、本来の自然な形の野菜を栽培することができる。
長年、野菜を作ってきた人にはすんなりは受け入れられない話かもしれないけど、
そうした野菜を日常で食べることによって、人間の体も本来あるべき健康を取り戻せるというから驚き&納得です。
自然栽培をやる上でまず最初にやることは「土から長年、蓄積してきた肥料や農薬をぬくこと」。
この考え方は人間の体にも一致していて、目からウロコ。
人間の体にも日々、疲れや冷え・コリが体積している。
土だって人間だって生きている。ケアの仕方はまったく同じ。
けど、こうして今、身近に売られている野菜の恐怖を知ったとこで、
私達はまだ今の世の中ではその怪しげな野菜を食べ続けなければならない。
自然栽培の野菜は簡単には手に入らず、まだまだ高い。
毎日の生活に取り入れるには生活を圧迫しすぎます。
食に限らず、いろんなことで「昔のやり方を見直してみよう」という動きが高まっているし、
野菜作りでもそういう考え方が一般化すればなぁ。
野菜作りから人間が本来あるべき姿まで学べました。
# 無理
2010.08.23 Monday
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評価:
奥田 英朗
文藝春秋
¥ 1,995
(2009-09-29)
コメント:5人の人生が交差した時・・・この厚みなのに一気に読めます!
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# ペンギン・ハイウェイ
2010.08.18 Wednesday
# あられもない祈り
2010.08.06 Friday
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評価:
島本 理生
河出書房新社
¥ 1,365
(2010-05-13)
コメント:不健康で暗い・・・読んでて気が滅入るなぁ
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JUGEMテーマ:小説全般 ● あられもない祈り / 島本理生
● 河出書房新社
● 1365円
● 評価 ☆☆
私が、いつかの日に置き去りにされたあなたを、迎えに行くことはできますか。
「あなた」と「私」。
名前すら必要としない2人の密室のような恋を描いた、至上の恋愛小説。
(感想)
河出書房新社の本って、どれもこれもなぜか好きになれない。
だから「これもダメなんだろうな」と思ってたら、案の定つまらなかったなー。
なんつー、暗く不健康な小説なんだろう。気が滅入るわ。
登場人物に誰ひとり共感できない、好きにもなれない。
「私」にも「あなた」にも母親にも直樹にもイライラさせられる。
こんなふうに漂うように生きてたって、何も進まない。
みんな、誰かに寄りかかってしか生きることができてない。
いつだって自分だけが悪いのだと思ってた。
いつだって自分だけが我慢するべきなのだと信じていた。
そうすれば何も見ずになにとも戦わずに思考停止していられた。
全部自分が悪いだなんて、
全部自分が悪くないと言っているのと同じことだ。
この一文はグサッときたなぁ。
私、けっこうなんでも自分のせいにしちゃうとこあるからさ・・・。
私がいけないの、全部私が悪いの、って思うことで許しを乞っているのかもね〜。
ああ、なんて安易でズルかったんだろう。
# あのとき始まったことのすべて
2010.08.01 Sunday
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評価:
中村 航
角川書店(角川グループパブリッシング)
¥ 1,470
(2010-03-26)
コメント:こんなに甘酢っぱいの、久々に読んだわ(^_^;)
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JUGEMテーマ:
小説全般 ● あのとき始まったことのすべて / 中村航
● 角川書店
● 1470円
● 評価 ☆☆☆
社会人三年目・・・中学の同級生との十年ぶりの再会。
それが、僕らのせつない恋の始まりだった…。
ノスタルジーと切なさに浸るラブストーリー。
(感想)
社会人3年目の主人公・岡田君が、
あることがきっかけで中学時代に仲のよかった同級生の石井さんと再会することになる。
10年ぶりに再会した石井さんはとてもかわいくなっていて、
あの頃のように一緒にいてすごく楽しい子で、二人はすぐに恋に落ちてしまう・・・・・って話。
すごーくベタです。
読んでるこっちがこっ恥ずかしくなるくらい甘酸っぱいです。
こんな直球どまんなかのラブストーリー、久々に読んだわ。
学生時代の輝ける日々を共に過ごしたいい友人との再会・・・。
こういうのってこんなにもキラキラしてるものなのでしょうか?
ま、そこで恋心が芽生える、なんてのはありそうな気がするけど(笑)
単純に岡田君と石井さんの話だけじゃなく、
息のあった二人を近くでほほえましく見ていた白原さんというクラスメートの視点から描かれている章もあるんだけど、
白原さん目線で見る二人がとってもかわいくって、
二人の存在をさらに魅力的に輝かせているのが中村さんらしいな〜。
特に当の二人は忘れているのに、白原さんだけがおぼえていた
【キラー・カーンのちゃんこ屋】のエピソードは大好きです!!
学生時代を共に過ごした「同級生」って、なーんか特別な存在なんだよね。
私にはこんな風にきれいな思い出になってくれている同級生はいないけど、
みんなに再会したら、すぐにあの頃の自分に戻れちゃうんだろうな。それは間違いない。
仲が良かった人とかじゃなくって、
中学以来1度も会ったことないような、思い出したことすらなかったような、
そんな懐かしすぎる同級生に再会して、思い出話をしてみたくなりました。
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