# はじめての麦わら帽子
2010.03.10 Wednesday
JUGEMテーマ:エッセイ
● はじめての麦わら帽子 / 本上まなみ
● 新潮社
● 1365円
● 評価 ☆☆☆☆
ずっと待っていたちいさい人とのバタバタ素敵な毎日。
はじめての散歩、はじめてのドライブ、はじめての旅行・・・。
彼女にとっての「はじめて」は、親にとっても「小さい人とのはじめて」。
妊娠・出産・子育ての話題はもちろん、本上まなみお得意の「へもさ」もたっぷりのエッセイ集。
● はじめての麦わら帽子 / 本上まなみ
● 新潮社
● 1365円
● 評価 ☆☆☆☆
ずっと待っていたちいさい人とのバタバタ素敵な毎日。
はじめての散歩、はじめてのドライブ、はじめての旅行・・・。
彼女にとっての「はじめて」は、親にとっても「小さい人とのはじめて」。
妊娠・出産・子育ての話題はもちろん、本上まなみお得意の「へもさ」もたっぷりのエッセイ集。
(感想)
今回は妊娠・出産・子育ての話題がメインだけど、
おなじみのへもへも話も健在の楽しくてほのぼのとしたエッセイ集です
お金は十分あるから旅に行けるし、美味しいものを食べにも行ける。
生活レベルはちょっと私達とは違うかもしれないけれど、
マイペースに日々を楽しんで、素敵に生きている人だと思います。
私は幸せって美味しいものを食べたとか、道でかわいい猫とすれ違ったとか、
そういう些細なことの積み重ねだと思っているけど、
この人もそういう価値観を持っているのではないかなと、勝手にシンパシーを感じてしまいました。
通っていた産婦人科の方針にどうしても納得することができなくて、
出産のギリギリまで病院が決まらなかったという出来事も、わかるなぁ。
そういう頑固さって、親として当たり前のこと。
もう、出産する前から、親は親なんだなぁ。
けど、そういう本上さんもいいけど、
ヒトコブラクダとフタコブラクダ、はたして乗るときはどうしたら・・・・なんて、
そんなことを真剣に考えちゃうとこが、同い年の女としては大好きなんですよね(笑)
プロの作家さんと比べても、
本上まなみさんほど擬態語・擬音語を上手に使える人はいません。
そして素晴らしい感性、面白い着眼点。
これまでのエッセイに比べると、視線が優しく感じられるのは
やはり「ママ目線」で物事を見るようになったから?
こういうお母さんに育てられた子供はどんなふうに育つんだろう。
ママから素敵なものをたくさん吸収してね
庭付きの素敵な一戸建てを手に入れた本上さん。
引っ越し魔の彼女はそれでも引っ越しを続けるのでしょうか??
今後も彼女の作品から目が離せません