# 宇宙を貫く幸せの法則
2006.12.26 Tuesday
宇宙を貫く幸せの法則
小林 正観
●宇宙を貫く幸せの法則/小林正観
●到知出版社
●1500円
●評価 ☆☆☆
不思議な力を秘める「ありがとう」の法則、
「幸せ」に関する100の法則、神様に好かれる人になる法則を伝授。
「楽しい」「うれしい」と笑顔で言い続けることで、
毎日がぐんと楽しくなる幸福論。
(感想)
同じく小林正観さんの「宇宙を味方にする方程式」を読んだ時は
目からウロコでしたが、
今回の「宇宙を貫く幸せの法則」はこれまでの本や講演会などから
良い部分だけを抜粋したような構成
いわゆる、「お金儲けのために出版された本」と思われても
仕方のないようなものでした。
しかし、納得できる部分は多く、
この本に書いてあることを心に留めて生きていれば、
たしかにおのずと幸福がこちらによってくることは間違いないでしょう。
「うれしい」
「楽しい」
「幸せ」
「愛している」
「大好き」
「ありがとう」
「ついている」
この7つの言葉を多く言おうと意識して生活をすれば、
毎日はきっと明るくなると正観さんは言います。
でしょうね〜
過度なくらいにこの言葉を言うことを意識していれば、
それは「幸せ探し」でもあって、
普段なら見過ごしてしまうような些細な幸せにも気づき、
感謝することができる。
これはぜひ実践してみようと思います
そして「人は“正しいもの”を受け入れるのでなく、
“温かいもの”を受け入れる」ということもハッとさせられました
たとえそれが正しく常識的なことであっても、
人は頭ごなしに押し付けられたりすれば反発するもの
人間関係がまず柔らかく温かくなければ、
問題は正しい方向には行かない。
これは仕事にも親子問題にも当てはまるな〜。
納得納得
ただし、どうしても解せない部分もある。
「ありがとう」という言葉をくり返しいっていれば
いいことがあるというのは理解できるんだけど、
正観さんはそのありがとうに心を込める必要はないと言うのです。
たとえば、自分に意地悪をする姑がいる。
そんな姑に心からありがとうをいうのは非常に困難。
だから心など込めなくてもいいから、どんどんありがとうを発信する。
するとその結果、姑との仲は驚くほど良くなっていく・・・・・と。
・・・理屈はわかるんですけどねぇ〜
心にもない口先だけの「ありがとう」も
いつかは本物になるってことなんだろうけど、
人の心を幸福へと導く本書において、
口先だけの「ありがとう」を言おうと推奨するというのは何か違うのでは・・・。
これだけは納得できませんね
●この本が好きな人におすすめなのは・・・
宇宙を味方にする方程式/小林正観