隣り近所のココロ・読書編

本の虫・ともみの読書記録です。
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# 新月譚
評価:
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文藝春秋
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(2012-09-20)

JUGEMテーマ:小説全般

新月譚  / 貫井徳郎(文藝春秋)

評価 ☆☆☆☆


八年前に突然絶筆した作家・咲良怜花は
若い編集者の熱心な復活のアプローチに自らの半生を語り始める。
そこで明かされたのはある男性との凄絶な恋愛の顛末だった―。



説明不足な点も多いけど、
最後まで一気に読ませる吸引力はある作品だったと思います。

自分の容姿に激しい劣等感を持つ女性が主人公です。
一言でいえば恋愛小説なのかなぁ?

劣等感を抱えて生きてきた彼女をはじめて褒めて、愛してくれた「木之内」という男。
彼女が大人になり、女になり、
才能を開花させるのに必要不可欠だった彼女にとっての唯一の存在です。
彼女が整形をしたのも、作家デビューしたのも、すべては木之内のため。
木之内ははたから見れば不誠実でずるい男なんだけど、
名声や他者の目なんかよりも、この人の言葉だけがすべてだった。
すべては好きな男のため・・・私はそんな生き方もありだと思う。
それによって自分の才能を開花できたんだから、この恋は悲しいだけの恋じゃない。
得るものはあった、そう思いたい。

でも残念なことに書くことをやめてから今日まで、
主人公がどう生きてきたかがまったく描かれていない。
そして、書かなくなった理由にも拍子抜け。
主人公の隠された秘密を期待させるような書き方をしているわりにこの程度の理由とは・・・・。
強い恋心に引き寄せられ、何か大きな秘密があるのではとワクワクして読んだのに、
あまりにも陳腐な展開でした。
(でも、それに気づくまでは面白かったです)
| comments(0) | trackbacks(0) | 14:47 | category:    貫井徳郎 |
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