隣り近所のココロ・読書編

本の虫・ともみの読書記録です。
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# 私に似た人
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JUGEMテーマ:小説全般

私に似た人 / 貫井徳郎(朝日新聞出版社)

評価 ☆☆☆☆


小規模なテロが頻発するようになった日本。
ひとつひとつの事件は単なる無差別殺人のようだが、
実行犯たちは一様に、自らの命をなげうって冷たい社会に抵抗する“レジスタント”と称していた。
いつしか人々は、犯行の方法が稚拙で計画性もなく、その規模も小さいことから、
一連の事件を“小口テロ”と呼びはじめる―。



未来に希望の抱けない若い貧困層による「小口テロ」が相次ぐ日本のお話。
若い貧困層がどんどん増えて、人とのかかわりも少なくなり、
ネットでしか人と繋がれない人も多くなっていた今、
誰でもいい、計画性もない、ただ自分の命や未来を投げ打ってでも社会への不満を示したい・・・・。
一歩間違えば似たような行動を起こしてしまいそうな崖っぷちの人はたくさんたくさんいる。
これはフィクションだでは済まされない気がしました。

連作短編のような形になっていて、
テロを起こすもの・被害者・被害者の元恋人・テロ犯の家族・・・など様々な角度で語られます。
それにしても語り手の人数多すぎ?なかなか話が進まなくてイライラ。
語り手の人数減らして、もっと短くまとめてもよかったような気がします。

モヤモヤを抱えたままやりきれない思い出生きる若者をネットで見つけ出し、
言葉巧みに小口テロへと誘導する《トベ》という人物がカギを握っているのですが、
最後の最後で《トベ》の正体までたどり着くんだけど、この正体がなんとも・・・・。
ポカ〜(o'д'o)〜ン...でした。
読者に《トベ探し》もさせてくれない予想外の結末ってどうなんでしょ?
ちょい拍子抜け。

面白かったけど、もっとコンパクトにできたこと。
そして、読者をまったく置いてけぼりにした展開が残念なので☆は4つで。
| comments(0) | trackbacks(0) | 16:30 | category:    貫井徳郎 |
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