隣り近所のココロ・読書編

本の虫・ともみの読書記録です。
<< August 2019 | 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 21 22 23 24 25 26 27 28 29 30 31 >>
# スポンサーサイト

一定期間更新がないため広告を表示しています

| - | - | | category: - |
<< 海うそ | main | 悪の教典(上)(下) >>
# きみはいい子
評価:
中脇 初枝
ポプラ社
¥ 1,512
(2012-05-17)

 きみはいい子 / 中脇初枝


 

   評価 ☆☆☆


ある町を舞台に、

生徒と新任教師との心のふれあいを描く「サンタさんの来ない家」をはじめ、

娘に手を上げてしまう母親とママ友との物語、

ひとり暮らしが長くなった老女と家を訪ねてきたある男の子との物語など胸を打つ作品を五篇収録。


静かにたんたんと書かれているけど、

これは現代の抱えるリアルな子育ての問題だと思う。

一度パタンと玄関のドアを閉めてしまえば、

中で何か起きているのか誰も知る由がない。

これはとても怖いことなのかもしれません。


虐待を受けた子は自分が悪い子だから殴られ、

食事も与えられないのだと本気で勘違いしているのがたまらなく切ない。

子供はそれが「愛情」なのか「虐待」なのかをきちんと理解できるほどには心が成長しておらず、

大人になったときにその悲しい記憶が大きく影響してくる。

親はそれを認識したうえで叱ったり、教育したりしなければならない。


「きみはいい子」と言ってもらえること、

頭をやさしくなでてもらうこと、

ギュッと抱きしめてもらうこと・・・・・・

子供たちにとってその温もりがかけがえのない安心と安らぎとなる。

私には子供がいないのではっきりと断言はできないけど、

子供を育てるうえできっとこれほどの大切なことはない。


親といえど人間だし、子供だって一人前の人間。

うまくいかないときやしんどいことは誰だってある。

でも、一時的な感情で激しい行動や言葉をぶつけてしまう前に、

一度立ち止まってよく考えてほしい。

それだけで子供の将来への影響が大きく変わるかもしれません。


子供への虐待は読んでいると心が痛むのだけど、

どこかに必ず助けようとする手があり、光が見える。

それがせめてもの救いでした。



| comments(0) | trackbacks(0) | 16:13 | category: 作家名 な行 |
# スポンサーサイト
| - | - | 16:13 | category: - |
コメント
コメントする









この記事のトラックバックURL
http://bird8823.jugem.jp/trackback/957
トラックバック
Selected Entry
Categories
Archives
Profile
Comments
Trackback
Mobile
qrcode
にほんブログ村
にほんブログ村 本ブログへ にほんブログ村 本ブログ 読書日記へ にほんブログ村 本ブログ 書評・レビューへ
Search this site
Sponsored Links