隣り近所のココロ・読書編

本の虫・ともみの読書記録です。
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# 愛してるなんていうわけないだろ

 愛してるなんていうわけないだろ / 角田光代(中公文庫)

 評価 ☆☆☆☆


時間はあるけど金はない。若いってそんなもの。

いつも誰かとつるんで、遊びまわっていたけど、恋愛や自分の年齢との折り合いや、

一向に見えてこない未来に悩み、ひっそりと語り合った。

角田光代、デビュー直後の若気の至りが詰まった初エッセイ集!


いやー、まさか角田さんが1991年頃に書いたエッセイ集を

2014年になって読むとは思いませんでした。

なんかね、もう“若い!”の一言。

角田さんじゃない、まったく別の人の本を読んでるみたい。

っていうか、タイムマシンで過去へ行って、

20代の頃の若い角田さんに会ってきたようなそんなかんじ?


この人はお金はないながらも、恋に友情に若さを存分に謳歌した人なのだろう。

全編がキラッキラとした若さで満ち溢れている。私の青春とは大違い〜(>_<)

前向きな恋愛観がいいなぁ。広い視野でまわりの男性たちと見ていて、

恋愛じゃない「好き」の気持ちをいっぱい持ってる人なんだ。

彼氏がちゃんといるのに、そういう人たちともデエトするのが私には不思議だけど、

そんなことにこだわらないところが彼女のいいところなんだろう。

ちょっといいなと思った子と気軽にデエトして、

“あー、楽しかった”って満足して、それ以上を求める気はさらさらない。

うーん、この軽さ・・・・幸せなのかもしれない。


ずうずうしいかもしれないけど、

好きな人からは私ことを是非いちばん好きになってほしいと思う。

でも、それがかなわないことにイライラしてくると小さな幸せが拾えない。

そっと肩を叩いてくれたり、ふと隣に来てくれた程度では満足できない。

そんなのいいから、私をいちばんに思って!!!

・・・でも、これじゃ幸せにはなれない、と、20代の角田さんは言う。

その人にまつわる小さな幸せを見つけて、たとえこの人が私を好きにならなくても、

1年後はそばにいなくても、その小さな瞬間に喜びを見いだせるほうがずっと幸せ。

そんなことができる自分になれば、自分の穏やかさに安心できる。

・・・この考え方、好きだわ〜。なかなかこうはいかないけどw


本のタイトルにもなっている「愛してる、なんてゆうわけないだろ」の章に出てくる不器用なカップルなんてヤバイほど理解できてたまんない。

恥ずかしくて、「好き」とか「愛してる」なんてきれいな言葉で気持ちを伝えることができない。

あやふやでうわっつらっぽくて、言いたくもねぇ。

でも、彼や彼女なんて関係になれなくても、あの人はすごくいい人だから

誰にも傷つけられず楽しく生きてくれればいい・・・ってさー、うわ〜ってなるわ(>_<)

本当に好きすぎるとこうなるよね。もう手、出せないっていうかさ・・・。


久々に恋のドキドキやワクワクを思い出した。

若さを感じたからだろうなー。

こんな気持ち、一生のうちにまた味わえることはあるのかな・・・。

| comments(0) | trackbacks(0) | 15:52 | category:    角田光代 |
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