隣り近所のココロ・読書編

本の虫・ともみの読書記録です。
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# パンとスープとネコ日和
JUGEMテーマ:小説全般

 
 パンとスープとネコ日和  / 群ようこ(ハルキ文庫)

 評価 ☆☆☆☆



唯一の身内である母を突然亡くしたアキコは、
永年勤めていた出版社を辞め、母親がやっていた食堂を改装し再オープンさせた。
体育会系で気配りのできる女性が手伝ってもらい、
メニューは日替わりの〈サンドイッチとスープ、サラダ、フルーツ〉のみ。
安心できる食材で手間ひまをかける。それが、アキコのこだわりだ。
そんな彼女の元に、ネコのたろがやって来た―――。

「かもめ食堂」が好きな人は絶対に気にいると思います。
「かもめ食堂」と同じく、日々を丁寧にブレずに生きている女性のお話です。
うーん、でもなんだか読んでてチクチクするの。
どこかに作者の皮肉めいたものを感じるのは私だけ?
ナチュラルで素朴なファッションやお店を好んで、
ネット等で情報を集めて訪れるような人達を作者はさりげなく否定してる??
私自身も「あれ?私、責められてる?」って思う箇所がいくつかあって・・・。
そのへんの作者の意図が気になって、「かもめ食堂」ほどは好きになれませんでした。
ゆったりとしたおとぎ話しのようなものの中に、
ピリッとした毒を加えるあたりはさすが群さんなんだけどね。

女性が一人で自分の信念を曲げずに生きていくことは確かに理想的ではあるけど、
それをしたばかりに失うものもある。離れていく人もいる。
はたしてどれが幸せなのか考えてしまった。
おそらく主人公自身も答えはでていないと思うなぁ。
凛としてブレずに生きているように見える主人公が、
唯一、愛猫が死んだ時だけは取り乱し、自分を失ったところに人間らしさを感じました。

機会があればドラマ版も見てみたいです。
| comments(0) | trackbacks(0) | 12:16 | category:    群ようこ |
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