隣り近所のココロ・読書編

本の虫・ともみの読書記録です。
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# エムブリヲ奇譚
評価:
山白 朝子
メディアファクトリー
¥ 1,659
(2012-03-02)

JUGEMテーマ:小説全般
 
エムブリヲ奇譚  / 山白朝子(メディアファクトリー)

評価 ☆☆☆☆☆


山白朝子は乙一さんの別名。
こちらの名義で書かれた作品は初めて読みました
乙一や中田永一名義で書いている時と文体も書き分けている感じ。
ホラーでもミステリーでもなく、あくまで「奇譚 」というだけって、
その文体も雰囲気を壊さない味わいのあるものになっています。

この時代には珍しい長髪で、迷い癖のある和泉蠟庵と
博打が好きなダメ男・耳彦の2人が不思議な出来事に遭遇しながらも旅をするお話し。
蠟庵の職業は旅や温泉に関する本を書くことで、
耳彦は荷物持ちとして旅に同行しているが、
蠟庵の迷い癖のおかげで必ず不思議な温泉地へ迷い込み、
幽霊騒動やらおかしな事件に巻き込まれてしまう2人。
この絶妙なコンビの面白さも最高で、
へたすりゃキモグロになっちゃいそうなお話しも
いい具合に軽い笑いに持って行ってるところがすごい。

中でもいちばん好きなのは「ラピスラズリ」ってお話し。
過去の記憶があるままに何度も生き死にを繰り返す女性のお話し。
切なかったわ〜。

装丁も雰囲気があって素敵。
栞の紐が通常のよくある紐とは違い、糸のような細い物を3本使っています。
これはね〜、まぁ味はあるけど正直使いにくかった(>_<)

シリーズ化を強く希望です!!
| comments(0) | trackbacks(0) | 12:42 | category:    山白朝子 |
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