隣り近所のココロ・読書編

本の虫・ともみの読書記録です。
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# ことり
評価:
小川 洋子
朝日新聞出版
¥ 1,575
(2012-11-07)

JUGEMテーマ:小説全般

 ことり / 小川洋子(朝日新聞出版)

 評価 ☆☆☆☆☆
 


「小鳥の小父さん」と呼ばれた小父さんの一生を綴るお話し。
ポーポー語しか話せないお兄さん、あたたかな園長先生、ポーポーを売る薬局の店主・・・。
小父さんにかかわった人は少なく、多くを持っている人でもなかったけど、
小父さんは大切なものだけをそばに置いて、丁寧にひたむきに生きている人でした。
このシンプルさ・・・これこそが幸せなのかな〜ってしみじみと思える。
小父さんは人生の経験値はおそろしく低いけど、
でも満ち足りた人生を送ったことに間違いないもの。
いろんなことを経験したり、濃い人生を送りたいという気持ちはあるけど、
こういうものを読まされるとはたしてそれが幸せなのか?と深く考えてしまいます。

最後まで読み終わった後に最初の数ページを読み返してみたくなるはずです。
きっと最初に読んだ時とはまったく違う風にとらえられると思います。

小川洋子さんの世界が好き。静謐で澄みきっている。
繊細で大切にいたわるように読みたい。
また大切な本が1冊増えました。

| comments(0) | trackbacks(0) | 12:35 | category:    小川洋子 |
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