隣り近所のココロ・読書編

本の虫・ともみの読書記録です。
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# 窓の向こうのガーシュウィン
JUGEMテーマ:小説全般
 
 評価 ☆☆


静かで雰囲気のある小説。
「額装」というテーマもなかなかに渋い。

未熟で生まれたのに、保育器に入れてもらうことができず、
そのせいか成長しても自分はまわりよりも劣っていて、
何かが「足りない」と思っている佐古さんが主人公。
介護師となり、はじめて派遣された家で知り合った人たちとの物語です。

リアルさがまったくなく、すべてが浮世離れしている。
盛り上がりもなく、静かに静かに日々が過ぎていくだけでいまいち入りこめなかった。
だけど、佐古さんが無意識ながらのも静かに成長していく姿はいい。
彼女のスピードや感覚に怒らず、受け入れてくれている人たちもいい。
薄ぼんやりとしたその先に、何かが待っているような予感・・・。
すっきりはしないけど、余韻を残す作品ではあります。

額装だけを生業にしている人がいるというのは初めて知ったけど、
自分の思い出深い物を額装して飾っておけたら素敵だな。
そして、記憶の中にそっとしまってある過去の大切な瞬間も額装しておけたらどんなに素晴らしいか・・・
そんなことをふと思ったりしてしまいました。


| comments(0) | trackbacks(0) | 11:41 | category:    宮下奈都 |
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