隣り近所のココロ・読書編

本の虫・ともみの読書記録です。
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# 最果てアーケード
評価:
小川 洋子
講談社
¥ 1,575
(2012-06-20)

JUGEMテーマ:小説全般
   
 評価 ☆☆☆☆


そこは世界でいちばん小さなアーケード。
もしかするとアーケードというより、
誰にも気づかれないまま何かの拍子にできた世界の窪み、と表現した方がいいのかもしれない。
風変わりな品々を扱う店主と、理由あってそこに集まる客たちのささやかで不思議な日常を
そのアーケードで配達の仕事をする少女の目で語る幻想的な物語です。

義眼、遺髪レースから、
古い絵葉書、古い衣類からとったレースまでここで売っている物は不思議なものばかり。
死と寄り添うように繊細に静かで、息をひそめるように読みました。

思い出を思い出に出来ずに生きるって、決して悪いことではないはずなのに、
でも、前をむいて生きていかなきゃってよく言われるでしょ?
そんなときに避難場所のようにすがりたくなるような本ですよね・・・。

表紙のイラストが物語の世界観とマッチしていてとても素敵。
ドキドキもハラハラもないけど、一文一文が美しく、味わうように読みたい一冊です。


| comments(0) | trackbacks(0) | 10:51 | category:    小川洋子 |
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