隣り近所のココロ・読書編

本の虫・ともみの読書記録です。
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# ひとがた流し
ひとがた流し
ひとがた流し
ひとがた流し/北村薫
朝日新聞社
1680円
評価 ☆☆☆
千波、牧子、美々の3人は親友。
アナウンサーの千波は朝のニュースのメインキャスターに抜擢された矢先、
不治の病を宣告される。
3人それぞれの思いと願い・・・涙なしでは読めない女達の物語。

(感想)
40を過ぎた3人の女性の友情と、
彼女達を取り囲む家族たちを描く感動作悲しいです。

それぞれが自分以外の大切な人を思う優しい気持ちに
涙がとまりませんでした。
人は1人では生きられない。
大切な人の悲しみや喜びに触れた時に、
頭で考えるより先に体で行動してしまうのが
本当の愛情なのかもなぁポッ

人を頼って寄りかかって生きることは
実は恥ずかしくも情けなくもなく、
むしろ、そんな存在がいることは誇れることなのかもしれません。

千波さんが飼っているギンジローという猫猫
とても効果的に関わっていて物語を彩っています。
特にイチョーヤさんのプロポーズラブにギンジローを絡めたとこなんか流石!!

題字・装画はおーなり由子さん。

●この本が好きな人におすすめなのは・・・
恋せども、愛せども/唯川恵
| comments(0) | trackbacks(0) | 14:33 | category:    北村薫 |
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