隣り近所のココロ・読書編

本の虫・ともみの読書記録です。
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# キャベツ炒めに捧ぐ
評価:
井上 荒野
角川春樹事務所
---
(2011-09)
コメント:食べ物パワー、おばさんパワーはやっぱり凄い!

JUGEMテーマ:小説全般
 ● キャベツ炒めに捧ぐ / 井上荒野
 ● 角川春樹事務所
 ● 1470円
 ● 評価 ☆☆☆☆☆
小さな町のささやかな商店街の中に「ここ家」がある。
こだわりのご飯に、ロールキャベツ、肉じゃが、コロッケ、ひじき煮・・・・・・。
60歳前後のおばさん3人が毎日、それぞれの悲しい過去や切ない想いを抱きながらも、
季節ごとの野菜や魚などを使って心をこめておいしいお総菜を作っています。
働いて、お酒を呑んで、しゃべって、笑って・・・いろいろあるけど3人は楽しく暮らしています。



(感想)

舞台は3人のおばさんで切り盛りするお惣菜や「ここ家」。
美味しそうなものがたくさん出てきて、登場人物の年齢層が高いこともあり、
なんだかのほほーんとした印象を持ちそうになるけど、
おばさん一人一人を見つめると、それぞれに過去の傷や悲しく切ない思いを抱えている。
若い女性が3人集まる小説だったら、
こんな枯れ具合も味わい深い哀愁も出なかっただろうなぁ。
「静子の日常」といい、井上荒野さんの書くおばさん小説(?)って好きかも。

特に大きな出来事が起こらないグダグダな感じが嫌な読者もいるだろうけど、
私はだからこそリアルに感じる。
3人に憧れはしないけど、それぞれの過去の経験も踏まえると、
まぁ悪くない老後を迎えようとしてるんじゃないかなぁ。

ああ、やっぱり食べ物の持つパワーと元気なおばちゃんパワーに勝るものはない。
どんなつらいことがあっても、美味しい物を作ろうとする気持ちや、
食べて「ああ、美味しいな」って思えるんだったらまだまだ大丈夫な気がします。
| comments(0) | trackbacks(0) | 11:53 | category:    井上荒野 |
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