隣り近所のココロ・読書編

本の虫・ともみの読書記録です。
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# 花桃実桃
評価:
中島 京子
中央公論新社
¥ 1,575
(2011-02)
コメント:ちょっとズレているけど心地よい場所

JUGEMテーマ:小説全般
 ● 花桃実桃 / 中島京子
 ● 1575円
 ● 中央公論新社
 ● 評価 ☆☆☆
40代シングル女子、父親が亡くなり、古いアパートを相続するはめになった。
ちょうど会社から肩たたきされていたこともあり、思い切って管理人になることに・・・。
昭和の香り漂うアパートでへんてこな住人に面食らい来し方をふり返っては赤面。
行く末を案ずればきりもなし…ほのぼの笑えてどこか懐かしい直木賞作家の最新小説。


(感想)

父親から相続した古いアパートの管理人になったアラフォー女子の茜。
昭和の香り漂うこのアパートには個性的な人ばかりが入居しており、
人間だけにとどまらず幽霊や猫までもが集まってくるヘンテコなアパート。
住人1人1人と茜が触れっていくほのぼのほんわかな雰囲気が
三浦しをんさんの「木暮荘物語」を思い出させます。
あれもアパートを舞台にした連作モノでしたもんね。

住人の誰が主人公になっても面白いんじゃないかってくらい、みな個性的。
どこかぬけていて、でも愛すべき人たち。
こんいうゆる〜い感じって大好きです。
中島京子さんならではの空気をしっかりと感じられます。

疎遠になって父がこのアパートで、この町で、どういうふうに暮らしていたのか、
茜はまるで今でも父がここにいるように父の存在をリアルに感じながら日々を送ったのだと思う。
お父さんの幽霊はきっとここにいて、住人たちを見守っている。
なんだか、いつまでもいつまでも彼らの生活をのぞき見ていたような
心落ち着ける作品でした。



 
| comments(2) | trackbacks(1) | 14:51 | category:    中島京子 |
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コメント
藍色さん

いつもTBありがとうございます。
こちらからもTBさせてもらいました。
よろしくお願いします♪

私にはへんてこ具合が心地よい作品でした。
| ともみ | 2013/04/13 1:35 AM |

いくつもの物語が組み合わさって、
一つの形になる作者お得意の構成のお話の中でも
一番後味が良く 読み心地が良かったです。
トラックバックさせていただきました。
トラックバックお待ちしていますね。
| 藍色 | 2013/04/12 2:56 PM |

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「花桃実桃」中島京子
40代シングル女子まさかの転機に直面す。 昭和の香り漂うアパートでへんてこな住人に面食らい来し方をふり返っては赤面。 行く末を案ずればきりもなし…ほのぼの笑えてどこか懐かしい直木賞作家の最新小説...
| 粋な提案 | 2013/04/12 2:52 PM |
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