# この惑星のうえを歩こう
2006.09.06 Wednesday
この惑星のうえを歩こう
鷺沢 萠
●この惑星のうえを歩こう/鷺沢萠
●大和書房
●
●評価 ☆☆☆
ニューヨークでは鍵をなくし、
韓国では寒波に遭い、空港では思わず啖呵をきる。
だけど、やっぱり、旅することをやめられない
トラブルも旅の醍醐味!? 笑って泣いて、元気と勇気が湧いてくるエッセイ集。
(感想)
この本を読む限り、鷺沢さんは世界中を意欲的に飛び回り(お仕事もあるようだけど)、
友達もたくさんいて充実した日々を送っているように受け取れます。
なぜ、彼女が「死」を選ばなければならなかったのか・・・
この本を読んでますますわからなくなりました。
鷺沢さんのエッセイを読んだのは初めてでした。
本当に文章がおもしろい作家って「エッセイがうまい」作家だと私は思います。
何気ない日常をいかにおもしろく伝えられるか・・・これだと思います。
思わず「???」な出来事も書いてあるのですが、
その馬鹿馬鹿しい鷺沢さんの日常も笑って楽しむことができました。
旅行や外国語などをテーマにしたエピソードが多いので、
日本から出たことがなく日本語しか私には何もかも新鮮でした。
ただひとつ残念なのは、お話の中にちょっとした英文が出てくるんです。
○○さんに「〜・・・」と言われたので、
私は「〜・・・」と答えた。・・・みたいな程度の1,2行の短い英語なんですけど、
学校を卒業して何年も経つ私には、そんな短い英文すら理解できない
せめて和訳を添えてほしかった(泣)
この点に関しては非常に不親切だと思いました
だから☆は3つにしておきます。