隣り近所のココロ・読書編

本の虫・ともみの読書記録です。
<< December 2019 | 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 21 22 23 24 25 26 27 28 29 30 31 >>
<< 乙女の密告 | main | ストーリー・セラー >>
# 銀河に口笛
評価:
朱川 湊人
朝日新聞出版
¥ 1,785
(2010-03-05)
コメント:子供のころに出会った不思議な友達とのセピア色の思い出

JUGEMテーマ:小説全般
 ● 銀河に口笛 / 朱川湊人
 ● 朝日新聞出版
 ● 1775円
 ● 評価 ☆☆☆
昭和40年代・・・小学3年生の僕らは秘密結社「ウルトラマリン隊」を結成して、
みんなが持ち込んでくる不思議な事件の謎に挑んでいた。
夏休みも終わり二学期の始業式の日、不思議な力を持った少年リンダが転校してきた…。
ちょっぴりほろ苦い少年たちの成長物語。  


(感想)

朱川湊人さんの名を聞くだけで、セピア色の懐かしい風景が頭に浮かぶ。
今回の舞台は昭和40年代。
小学3年生の夏休み、主人公“モッチ”たちは、ある夕方、流れ星を見つける。
流れ星が消えたと思われる付近まで歩いてみると、そこにはモッチたちと同年代の男の子がいた。
彼は新学期になるとモッチ達のクラスに転校してきて、モッチ達の新しい仲間になる。
その転校生“リンダ”は不思議な力を持っているようで、
彼らは困っている人たちが持ち込んでくる謎を解決する「少年探偵団」を結成する。

目新しさも意外性もないけど、
なーんか、懐かしくて胸があったかくなるお話でした。
今現在、40代で2人の子供もいる大人になった主人公“モッチ”が
子供のころを懐かしく回想する形で綴られているのですが、
おそらくよその星から来た少年だったと思われる友達“リンダ”を思い出すまなざしがたまらなく優しい。
大人になったモッチがいかにこの思い出を大事にしているか、手に取るようにはっきりと伝わってきます。

クラスメートの小松さんを救う章のラストはあまりに悲しく、胸が痛い。
彼らは汚れのない子供だからこそ、大人以上に真っ白な「正義のこころ」を持っている。
子供であるが故に正義を貫く術を多くは持たないけど、
自分たちの無力さではどうすることもできなかった苦い思い出もすべて含めて、
彼らの胸の中でいつまでも大切に輝いている。
ミハルや小松さんはその後、険しい道を歩くことになったようだが、
それでも小学3年生のころの思い出は、2人の中で大切に輝いていてほしい。
そう願ってなりません。
| comments(0) | trackbacks(0) | 11:06 | category:    朱川湊人 |
# スポンサーサイト
| - | - | 11:06 | category: - |
コメント
コメントする









この記事のトラックバックURL
http://bird8823.jugem.jp/trackback/723
トラックバック
Selected Entry
Categories
Archives
Profile
Comments
Trackback
Mobile
qrcode
にほんブログ村
にほんブログ村 本ブログへ にほんブログ村 本ブログ 読書日記へ にほんブログ村 本ブログ 書評・レビューへ
Search this site
Sponsored Links