# 「つばさ」アテンダント驚きの車販テク
2010.11.02 Tuesday
評価:
![]() 松尾 裕美 交通新聞社 ¥ 840 (2010-02) コメント:茂木久美子さんがカリスマ販売員になれた秘密とは |
JUGEMテーマ:新書
● 「つばさ」アテンダント驚きの車販テク / 松尾裕美
● 交通新聞社新書
● 840円
● 評価 ☆☆☆
山形新幹線「つばさ」
に乗務し、車内販売を担当するカリスマ・アテンダントがいる。
限られた時間と空間の中で、一人、手ぎわよく、コーヒー
をいれ、
弁当
やサンドウィッチを売り、山形弁で沿線のみやげものをすすめ、
しかも、ワンランク上の売上げを確保する驚きの車販テクニックを、そのカリスマに密着取材した。
そこから見えてきたのは―。
(感想)
最近はテレビや雑誌でもよく見かける、山形新幹線の車内販売員・茂木久美子さん。
通常なら1日の売り上げが8~10万円のところ、彼女はその倍は売り上げる。
これまでの最高記録は40万円で、これはコンビニの1日の売り上げに匹敵するというから驚かされます。
本書は大きく3つの章に分けられます。
1・ カリスマ販売員・茂木さんの章
2・ 山形営業支店長の山川さんの章
3・ 昭和の車内販売に関する章
となると、「 「つばさ」アテンダント驚きの車販テク」というタイトルにはちょっとだまされた気が・・・。
1や2はいいんだけど、3はむりやりねじ込んだ感じが・・・。
茂木さんは普段は派手なアゲ嬢

仕事はがんばる、でもプライベートは思いっきり好きなことをやる
この切り替えのうまさも彼女の最高につながってる気がする。
支店長の山川さんも「新しいことにはどんどん気軽に挑戦し、ダメなときは即撤退」と言っていたし、
こういう軽さは女性特有のものなのかも。
ワゴンをバック走行するのは重たくて大変だけど、
お客さんと接触するトラブルは少なく、何よりお客さんの顔が見える。
おつり
を渡す際の工夫には脱帽
お客さんに見えないところでさりげなく、時間ってこういうところで節約するもんなんですね〜。
たしかに会話の中に適度に方言を交えるのは親しみやすさを感じさせて効果的。
接客業に限らず、人の心をつかむヒントがたくさんつまっている本でした。
茂木さんは経験を積んでいくうちに「売りたい」から「伝えたい」にかわっていったという。
茂木さんから何かを買ってのどを潤したり、お腹を満たすことよりも、
お客さんとのわずかなコミュニケーションの中で、
新幹線での旅の思い出をより良い物にするお手伝いがしたい・・・。
そんな思いやりの行動することによって、商品もぐっと売れるようになる。
ふれあいとあたたかさが茂木さんの魅力。
そして、それが小さくローカルな山形新幹線だからこそ、茂木さんとうまくマッチしている
都会で茂木さんと同じことをしても同じ結果は得られないかもしれない。
彼女のやり方は山形だから・山形らしいから成功してるのではないでしょうか。
● 「つばさ」アテンダント驚きの車販テク / 松尾裕美
● 交通新聞社新書
● 840円
● 評価 ☆☆☆
山形新幹線「つばさ」

限られた時間と空間の中で、一人、手ぎわよく、コーヒー

弁当

しかも、ワンランク上の売上げを確保する驚きの車販テクニックを、そのカリスマに密着取材した。
そこから見えてきたのは―。
(感想)
最近はテレビや雑誌でもよく見かける、山形新幹線の車内販売員・茂木久美子さん。
通常なら1日の売り上げが8~10万円のところ、彼女はその倍は売り上げる。
これまでの最高記録は40万円で、これはコンビニの1日の売り上げに匹敵するというから驚かされます。
本書は大きく3つの章に分けられます。
1・ カリスマ販売員・茂木さんの章
2・ 山形営業支店長の山川さんの章
3・ 昭和の車内販売に関する章
となると、「 「つばさ」アテンダント驚きの車販テク」というタイトルにはちょっとだまされた気が・・・。
1や2はいいんだけど、3はむりやりねじ込んだ感じが・・・。
茂木さんは普段は派手なアゲ嬢


仕事はがんばる、でもプライベートは思いっきり好きなことをやる

この切り替えのうまさも彼女の最高につながってる気がする。
支店長の山川さんも「新しいことにはどんどん気軽に挑戦し、ダメなときは即撤退」と言っていたし、
こういう軽さは女性特有のものなのかも。
ワゴンをバック走行するのは重たくて大変だけど、
お客さんと接触するトラブルは少なく、何よりお客さんの顔が見える。
おつり


お客さんに見えないところでさりげなく、時間ってこういうところで節約するもんなんですね〜。
たしかに会話の中に適度に方言を交えるのは親しみやすさを感じさせて効果的。
接客業に限らず、人の心をつかむヒントがたくさんつまっている本でした。
茂木さんは経験を積んでいくうちに「売りたい」から「伝えたい」にかわっていったという。
茂木さんから何かを買ってのどを潤したり、お腹を満たすことよりも、
お客さんとのわずかなコミュニケーションの中で、
新幹線での旅の思い出をより良い物にするお手伝いがしたい・・・。
そんな思いやりの行動することによって、商品もぐっと売れるようになる。
ふれあいとあたたかさが茂木さんの魅力。
そして、それが小さくローカルな山形新幹線だからこそ、茂木さんとうまくマッチしている

都会で茂木さんと同じことをしても同じ結果は得られないかもしれない。
彼女のやり方は山形だから・山形らしいから成功してるのではないでしょうか。