隣り近所のココロ・読書編

本の虫・ともみの読書記録です。
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# 炎上する君
評価:
西 加奈子
角川書店(角川グループパブリッシング)
¥ 1,365
(2010-04-29)
コメント:ファタジー性あふれる不思議な短編集

JUGEMテーマ:小説全般 
 ● 炎上する君 / 西加奈子
 ● 角川書店
 ● 1365円
 ● 評価 ☆☆☆
私と浜中は足が炎上している男の噂話ばかりしていた。
不思議なことにその男に出会ったものはみんな何らかの幸運に恵まれ、
男を追い払ったりしたものは不幸になっているという。
男の目撃談のある場所を歩きまわっては探し回る日々を送る二人だったが、
ある日、二人の行きつけの銭湯にその男が現れて…。何
かにとらわれ動けなくなってしまった私たちに訪れる、小さいけれど大きな変化。
奔放な想像力がつむぎだす不穏で愛らしい物語。



(感想)

短編集です。
どのお話の主人公も自分に自信がなく、気持ちが追い込まれた状態にある人ばかり。
そんな彼らが足が燃えている人に出会ったり、美しすぎて大嫌いなお尻と距離を置いたり、
体が膨らんで空高く飛んで行ってしまうことで救われていく物語達。
主人公たちの悩みは、珍しくもないどこにでも転がっているような悩み。
でも、そこから彼らを救い出す設定はあまりに不思議で奇妙で、
よくある現代女性の悩めるお話がまるでファンタジーのようになっている。
このフワフワした不思議な違和感が心地いい〜

全部で8編。正直、最初の3つはピンとこない。
けど、4つ目の表題作「炎上する君」以降はどんどん面白くなってくるスルメみたいな配列もうまい!
いちばん好きなのは最後に掲載されている「ある風船の落下」。
ファンタジーの皮をかぶってるけど、これはすごく奥が深い。
最後の数ページは核心に触れすぎていて圧倒されます。

1本目の「太陽の上の」なかの一文。
“この3年間であなたがいちばん得意になったことは、あきらめることだ。”
これはショックだったなー。たしかに年々、そんな気がしてる自分・・・。
前向きに頑張らなくっちゃ
| comments(0) | trackbacks(0) | 11:28 | category:    西加奈子 |
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