隣り近所のココロ・読書編

本の虫・ともみの読書記録です。
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# Nのために
評価:
湊 かなえ
東京創元社
¥ 1,470
(2010-01-27)
コメント:「N」は愛する者?それとも自分自身?

JUGEMテーマ:小説全般
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 ● Nのために / 湊かなえ
 ● 東京創元社
 ● 1470円
 ● 評価 ☆☆☆
大学一年生の秋、杉下希美は台風による床上浸水がきっかけで、
同じアパートの安藤望・西崎真人と親しくなる。
努力家の安藤と、小説家志望の西崎。
それぞれにトラウマと屈折があり、夢を抱く三人は、やがてある計画に手を染めた。
すべては「N」のために―。



(感想)

醸し出す空気感が恩田陸さんっぽい作品だったなー。

主な登場人物はいずれもイニシャルが「N」になる6人。
それぞれが自分自身のかけがえのない「N」を守るために嘘をつき、一方で孤独感を抱く。
彼らのその必死の思いが重なりあうことで、少しづつ生じていくズレ・・・。
それぞれが自身の思惑で動いているから、すべてを了承しているものがいない。
だから事件の全貌はいつまでも見えてこない。
このもどかしさがじれったいけど、読後の余韻を残します。

各章ごとに語り手が変わっていくなか、特に色濃く描かれているのが希美。
逆に希美がこんなにくっきり書かれているのに、安藤の人物像をぼかしたのはうまい!
最初は安藤が男か女かすらわからなかったもんね(笑)

全員が「N」だし、最後まで読んでも「N」が誰か1人を指しているわけではないようだった。
もしかしたらただ、みんな自分自身のために動いていたのかもしれないし・・・。
そう考えるとこのタイトルの付け方は本当に秀逸ですね。
| comments(0) | trackbacks(0) | 16:11 | category:    湊かなえ |
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