# もう二度と食べたくないあまいもの
2010.07.06 Tuesday
JUGEMテーマ:小説全般
● もう二度と食べたくないあまいもの / 井上荒野
● 祥伝社
● 1500円
● 評価 ☆☆
気がつかないふりをしていた。
もう愛していないこと。もう愛されていないこと。
直木賞作家が美しくも儚い恋の終わりを描いた短編集。
(感想)
このタイトル、秀逸だなぁ。
思わず手に取らせてしまう、すごいインパクトがありますよね。
甘く幸福だったはずなのに、その恋が苦く冷めたものになっていく・・・。
それぞれのお話についたタイトルもシンプルで簡潔で、こちらもうまい。
もう愛してない、愛されてない。
心の奥底では、もうわかっているけどジタバタしない。
騒がなければ、また元のように戻れるかもしれない・・・。
曖昧にして、ほうっておいて、たまりにたまって諦めていくこのかんじ・・・わかるなぁ。
「切羽へ」でも感じたけど、井上さんってこういう大人の微妙な感情を書くのがほんとに上手なんですよね。
なぜかさらさらと読めてしまうけど、記憶には残らなそう。
正直、もうすでにはっきり思い出せるお話は2,3つくらいだし。
● もう二度と食べたくないあまいもの / 井上荒野
● 祥伝社
● 1500円
● 評価 ☆☆
気がつかないふりをしていた。
もう愛していないこと。もう愛されていないこと。
直木賞作家が美しくも儚い恋の終わりを描いた短編集。
(感想)
このタイトル、秀逸だなぁ。
思わず手に取らせてしまう、すごいインパクトがありますよね。
甘く幸福だったはずなのに、その恋が苦く冷めたものになっていく・・・。
それぞれのお話についたタイトルもシンプルで簡潔で、こちらもうまい。
もう愛してない、愛されてない。
心の奥底では、もうわかっているけどジタバタしない。
騒がなければ、また元のように戻れるかもしれない・・・。
曖昧にして、ほうっておいて、たまりにたまって諦めていくこのかんじ・・・わかるなぁ。
「切羽へ」でも感じたけど、井上さんってこういう大人の微妙な感情を書くのがほんとに上手なんですよね。
なぜかさらさらと読めてしまうけど、記憶には残らなそう。
正直、もうすでにはっきり思い出せるお話は2,3つくらいだし。