隣り近所のココロ・読書編

本の虫・ともみの読書記録です。
<< December 2019 | 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 21 22 23 24 25 26 27 28 29 30 31 >>
<< 1Q84 BOOK 3 | main | 結婚小説 >>
# 草祭
評価:
恒川 光太郎
新潮社
¥ 1,575
(2008-11)
コメント:各お話のタイトルが素敵・・・。想像力、刺激されます。

JUGEMテーマ:小説全般
 ● 草祭 / 恒川光太郎
 ● 新潮社
 ● 1575円
 ● 評価 ☆☆☆
「美奥」の町のどこかでは、異界への扉がひっそりと開く―。
消えたクラスメイトを探す雄也、衝撃的な過去から逃げる香奈枝…
異界に触れた人びとの記憶に、奇蹟の物語が刻まれる。
圧倒的なファンタジー性で魅了する鬼才、恒川光太郎の連作短編集。


(感想)

「美奥」という町をベースにほんの少しだけリンクしている連作短編集です。

「けものはら」「屋根猩猩」「くさのゆめがたり」「天化の宿」「朝の朧町」の5編からなりますが、
この5つのタイトル、どれも想像力を刺激するような素敵なタイトルだと思いませんか?
恒川さんの幻想的な世界にピッタリ

この世なのか、あの世なのか。
現在過去未来・・・それすらも定かでないようなあやふやな空間を漂うようでした。
時間軸も次元も時代に操って、読者を深い森の中に誘うような怖いけどワクワクするお話。
なかでも「天化の宿」が好き。あのゲーム、どんななんだろう。
怖いけど、【クトキ】をしてスッキリしたい!
最後の「朝の朧町」だけはきれいにまとまってないような気がして、
うまく消化できなかったのが心残り

悲しい歴史もそっと伝えられ、大切な役割も自然に静かに引き継がれる。
そうやって当たり前なこととして歴史を守る姿勢は切ないけど美しい。

恒川さんの名作「夜市」と比べてしまうと劣るけど、
相変わらず美しくも不思議な世界を描く方で、ずっとずっと読み続けたいです。

美奥はどこにも存在しない。
でも、もしかしたら、私のすぐ近くにあるのかもしれません・・・。
| comments(0) | trackbacks(0) | 16:39 | category:    恒川光太郎 |
# スポンサーサイト
| - | - | 16:39 | category: - |
コメント
コメントする









この記事のトラックバックURL
http://bird8823.jugem.jp/trackback/674
トラックバック
Selected Entry
Categories
Archives
Profile
Comments
Trackback
Mobile
qrcode
にほんブログ村
にほんブログ村 本ブログへ にほんブログ村 本ブログ 読書日記へ にほんブログ村 本ブログ 書評・レビューへ
Search this site
Sponsored Links