隣り近所のココロ・読書編

本の虫・ともみの読書記録です。
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# 1Q84 BOOK 3
評価:
村上春樹
新潮社
¥ 1,995
(2010-04-16)
コメント:つまりは「恋愛小説」だったのですね・・・

JUGEMテーマ:小説全般
 ● 1Q84 BOOK 3 / 村上春樹
 ● 新潮社
 ● 1995円
 ● 評価 ☆☆☆☆
「最後の目的」を果たし、潜伏生活を続ける青豆。その青豆を追う牛河。
そして父の病室で静かに本を読む天吾。
その世界は完結した、疑いようのないたったひとつの場所だった。
どこまでも孤独で、その一方で孤独に染まることのない場所でもあった。
しかし物語はさらに深く、森の奥へ・・・。


(感想)

待望の第3弾。
1と2を読んでからだいぶ経っているので、再読してから3に挑もうと思ったのですが、
早く3を読み始めたくてムリヤリに3を読み始めました。
けど、最初の50ページくらいまでで、なんとかこの世界のことを思い出せた。
重要なキーワードははじめのほうにちゃんと出てくるからありがたい

1と2はSF、ミステリー、恋愛、宗教・・・さまざまな要素を持った作品と言えたけど、
3は一貫して「恋愛小説」。
これまでの壮大な物語は、青豆と天吾の再会のためにあったのか???

1と2は青豆と天吾の視点から描かれていたけど、3からは牛河の視点も描かれます。
そのぶん、物語の奥行きは増しているものの、
なかなか出会えない二人と、デキる男のように見えて肝心なとこが抜けている牛河に
ヤキモキ。
もどかしくて、刺激的な流れもなくて始終ゆるや〜かに進んでいくBOOK3・・・。

私、このブログの1と2を読んだ時の感想に
【二つの月がぴたっと一つに重なるような、そんな結末を予想していた】と書いているんだけど、3はまさにそうなりました。
物語をミステリアスに、ファンタジックにしていたふかえりやリトルピープルの存在は薄く、
「フツーの恋愛小説」になっちゃった気がして物足りなさが残ります。

村上さんがこれを「恋愛小説」にしたいのならば、ここで完結もありだと思うけど、
放置状態のふかえりは可哀そうだし、リトルピープルへの謎の残る・・・。

うーん、村上先生。
終わりなら、終わりだと、はっきり言ってください
| comments(2) | trackbacks(2) | 10:00 | category:    村上春樹 |
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コメント
★時折さん★
あ、そこ、肝心ですよね!牛河も二つの月を見ているんだ!
そのわりにはあっけなく消えちゃいましたね・・・。
牛河の最後にしても、ふかえりちゃんの3での扱いにしてもちょっとひどい気がします。
これで終わるのは納得いきませんね。

| ともみ | 2010/04/29 12:34 PM |

TBさせていただきました。
うまく環がとじたように見えるのに反して、
私も似たようなモヤモヤ感が充満しています。
特に、私は、遅れて二つの月を見てしまった(天吾と青豆との共通点も多い)醜悪なる牛河への思い入れがずんずん高まっていって、二人の運命的再会以上に気になっていたものですから、もう。
どうしたらいいんでしょう。
| 時折 | 2010/04/28 6:31 PM |

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