隣り近所のココロ・読書編

本の虫・ともみの読書記録です。
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# ハッピー・リタイアメント
評価:
浅田 次郎
幻冬舎
¥ 1,575
(2009-11)
コメント:「天下り」ブラックユーモア小説

JUGEMテーマ:小説全般
 ● ハッピー・リタイアメント / 浅田次郎
 ● 幻冬舎
 ● 1575円
 ● 評価 ☆☆☆
定年を四年後に控えたしがない財務官僚・樋口慎太郎と愚直だけが取り柄の自衛官・大友勉。
二人が突如再就職先として斡旋されたJAMS(全国中小企業振興会)は、
元財務官僚の理事・矢島が牛耳る業務実体のない天下り組織。
その体質に今イチ馴染めない樋口と大友は、
教育係となった秘書兼庶務係の立花葵から、ある日、秘密のミッションを言い渡される…。


(感想)

なんつー、濃ゆい表紙
まぁ、この表紙見てもらうとわかるように軽妙でブラックユーモアたっぷりの小説です
世の中で目の敵にされている「天下り」。
普通にまじめに生きてる私たちにしてみれば絶対に許せない制度なのだけど、
そこを面白おかしく軽〜く描いているあたりが浅田さんらしい

普通の感覚を持っている人ならほとんど仕事らしい仕事がないのに
高給がもらえる天下りなんて良心がとがめてあたりまえ。
だから慎ちゃんとベンさんはやらなくたっていいのに、
時効が過ぎ、返済義務のない借金の取り立てに走り回ることにした。
でも、返せない人を追い詰めたりしない。
返せるくらいに稼いでいる人からだけ貰うんだから痛快です。

お金が絡みながらも、
主要キャラ3人がお金に対してギラギラした執念を持ってないのがいい。
その姿勢はあくまで淡白。
そこに本当の幸せの意味が隠されていそうです。

けど、どうしてだろう・・・?
読んでも読んでも、序章を読んでいるような気がしてて、
いつまでたっても本編に入らないな、と思っているうちに終わってしまった。
最後も小気味いい展開になっているはずなのに、なぜか爽快感がなかった。
なんなんですかね、この気持ち・・・。
慎ちゃんやベンさんと同世代のおじさんたちが読んだら、
感じ方は違うのかな?

いちばん笑ったのは
「人間誰しも、年齢とともに垢抜けてくるのは焼香の作法と屁の音である。」ってとこだな。
屁よりも、焼香の方で(笑)

噂によると・・・
プロローグの、浅田さんの家にJAMSの担当者が来たというエピソードはほぼ実話とか
この体験をもとにこの作品が生まれたっていうから、
世の中、何がどこにつながるかわからないものですね〜。
| comments(0) | trackbacks(0) | 12:52 | category:    浅田次郎 |
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