隣り近所のココロ・読書編

本の虫・ともみの読書記録です。
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# 臨床真理
評価:
柚月 裕子
宝島社
¥ 1,470
(2009-01-24)
コメント:予想通りの展開に唖然・・・・

JUGEMテーマ:小説全般
 ● 臨床真理 / 柚月裕子
 ● 宝島社
 ● 1470円
 ● 評価 ☆☆☆
新人臨床心理士の佐久間美帆は藤木司という二十歳の青年を担当することになる。
司は同じ福祉施設で暮らしていた少女の自殺を受け入れることができず、
美帆になかなか心を開こうとしない。
それでも根気強く向き合おうとする美帆に、司は少女の死は他殺だと訴える。
その根拠は、彼が持っている特殊な能力によってわかったらしいのだが・・・・。
『このミステリーがすごい!』大賞2009年第7回大賞受賞作。


(感想)

山下貴光「屋上ミサイル」と第7回のこのミス大賞を分け合った作品。
「屋上ミサイル」を読んだ時、
ほんとにこれが大賞なの?と思ったけど、これも然り
どっちかといえば、こっちの方が好きだけど、やはり新人が書いただけに甘さが目立ちます。
山形在住の方ってことでも親近感がわいて、かなり期待したんだけどな〜。

とにかくね、展開が面白いくらいに読めてしまうんです・・・。
意外性、まったくナシ
医療従事者として、そして大人として絶対やってはいけないような行動に走る主人公・・・、
はたまたは取材不足としか思えないような部分もあり、
ツッコミどころも満載なんだけど、そこは新人さんだから大目に見なきゃいけないのかな〜。

クライマックスで主人公が真犯人から受ける仕打ちは読んでいて気分が悪くなる。
これじゃあ女性読者は評価しません。
生々しすぎて、気持ちワル・・・。
こんなことまでして患者を救い、事件を解決したいと思う医者ははたしているのか・・・いやいない。

司が共感覚の持っているという設定も、
たんに小説にするのに都合よく使っているだけという印象を受けたし、安易なのよね。

けど、まぁ「読ませる小説」ではあることは認めます。
テンポがいいので、グイグイと引き込まれてあっという間に読んじゃいました。
つまり・・・書く力はある新人だということか
地元の作家さんでもあることだし、もうちょい読んでみたい
今後に期待しましょ
| comments(0) | trackbacks(0) | 01:32 | category:    柚月裕子 |
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