隣り近所のココロ・読書編

本の虫・ともみの読書記録です。
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# よろこびの歌
評価:
宮下 奈都
実業之日本社
¥ 1,365
(2009-10-17)
コメント:ハイロウズファンは必読

JUGEMテーマ:小説全般
 ● よろこびの歌 / 宮下奈都
 ● 実業之日本社
 ● 1365円
 ● 評価 ☆☆☆☆
玲は名の知れたヴァイオリニストの娘。
自らも声楽家を目指し、音大の付属高校へ入ることを目標にしていた。
しかし、目標の高校に落ちてしまい、
数年前にできたばかりの聞いたこともない女子高に通うことになる。 
挫折感から同級生との交わりを拒み、母親へのコンプレックスからも抜け出せない玲。
しかし、校内合唱コンクールを機に、頑なだった玲の心に変化が生まれる――。



(感想)

ファンじゃない人には絶対わからないことですが、
この「よろこびの歌」というタイトルも、各章のタイトルも、
すべてハイロウズの曲のタイトルから借りてきて付けられたらしいです。
作中にもハイロウズが好きな登場人物がでてきたり、きっと著者自身もファンなんでしょうね〜。

ある女子高の、あるクラスの女の子たち。
高校時代って、人生の中で最も輝いているように思われがち。
女子高生は特に難しいことは考えずに、あっけらかんとお気楽に生きてるように思える。
でも、彼女たちにだって悩みはあるんだ。
10代にして人生を諦めている子もいるし、孤独や嫉妬に押しつぶされそうな子もいる。
でも個々がそんな重いものを決して表に出さずに明るくふるまっているから、
女子高生は勘違いされやすい。
そんな悩める女の子たち一人ひとりの心の奥底を丁寧に映し出した作品です。

クラスで孤立していた玲を軸に、合唱によって心を一つにしていく少女たち。
合唱に真剣に向き合うことで自分自身にも素直になっていきます。
みんなで歌いながらも、彼女たちは本当は自分だけの歌を求めてる。
こういう葛藤や諦めは誰しも抱いたことがあるようなものだろうけど、
だからこそリアルに読者の心に響きます

ひとつ、気がかりなのは指揮棒をふる玲だけじゃなく、
のびのびと自分の歌を歌う玲の姿もみたかったってこと・・・。
それだけがおしいなぁ。

けど、瑞々しい素敵なものを書く作家に出あえました
今後にも期待ですな
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