隣り近所のココロ・読書編

本の虫・ともみの読書記録です。
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# 身の上話
評価:
佐藤正午
光文社
¥ 1,680
(2009-07-18)
コメント:ページをめくる手が止まりません

JUGEMテーマ:小説全般
 ● 身の上話 / 佐藤正午
 ● 光文社
 ● 1680円
 ● 評価 ☆☆☆☆☆
もしあの時、バスに乗っていなければ、私の人生は穏やかに過ぎて行ったはずなのに・・・。
主人公の流され方に、自分は違うと言い切れますか。
人間・人生の不可思議をとことん突きつめる、著者の新たな代表作の誕生。



(感想)

佐藤正午さんっていうと「ありのすさび」とかエッセイのイメージが強い。
小説はいままでいくつか読んではいたけれど、エッセイに比べるとおちるかなと思っていた。
けど、これは面白かったなぁ 
一気に読んでしまいました。

古川ミチルは書店に勤めるどこにでもいるような23歳の女性。
地元で就職し、結婚し、子供を育てる・・・そんな人生を送るだろうということに
何の疑いも抱いていないような平凡な女性です。
そんなミチルが付き合っている彼氏の他に、もう一人の男性とも関係を持ち、
二股をかけるようになったことから彼女の人生は狂い始める。
何が起こるか想像が出来ないので、常に心地よい緊張感の中で読むことができました。

ほんの些細なことがきっかけで、人生はあっという間に違う方向へ行ってしまう。
まるで坂道を下るようあっという間におちていって、
ほんのちょっとの怠惰感や欲やエゴが人生を大きく狂わせることもある。

このお話、ミチルの現在の夫が語るスタイルになっているのだけど、
その夫となる人物はなかなか登場しない。
物語の終盤でやっとその夫となる人物は登場しますが、
夫の語る、彼の身の上話はミチルのそれに負けず劣らない凄まじいもので、
サイドストーリーながらも強烈な役目を果たしてる。
この、彼の身の上話の存在こそが作品を優れたものにしています。
まさか、こういう結末がまっているとは・・・。

佐藤さんの小説の中では群を抜いて面白かったです。
| comments(0) | trackbacks(0) | 14:56 | category:    佐藤正午 |
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