隣り近所のココロ・読書編

本の虫・ともみの読書記録です。
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# 刻まれない明日
評価:
三崎 亜記
祥伝社
¥ 1,680
(2009-07-10)
コメント:「思い出にする」という勇気

JUGEMテーマ:小説全般 
 ● 刻まれない明日 / 三崎亜記
 ● 祥伝社
 ● 1680円
 ● 評価 ☆☆☆☆
10年前、街の中心部にあるその場所から理由もなく、3095人の人間が消え去った。
街の人々は今でも彼らが存在するように生活を営んでいる。
しかし、事件から10年目となる今年・・・彼らの存在の営みが少しずつ消えようとしているようだ。
残された人々はやっと悲しみを乗り越え、事実を認め、新たな一歩を踏み出そうとしている。
喪失感を乗り越え、明日へとむかう人々の姿を描く。



(感想)

10年前のある日、理由もわからずに町から3095人もの住人が消えてしまった。
突然の消失に戸惑い、悲しみ、
残された人々がどう生き、どう乗り越えるかを描いた作品です。

やり場のない喪失感。

失ったものの大切さをじっくりと温めて、その悲しみを認め、
10年という長い歳月をかけてじっくりとお別れをしていく・・・。
その別れの認め方がじんわりと心に響きました。
それほどのことなんです、かけがえのない誰かを失うって。

それでも、残されたものは生きていかなければならない。
過去を忘れないで大切にする気持ちと、
未来に向かい、前を向いて歩いて行く勇気を静かに実感させてくれます。

1つ1つが独立した話に思いきや、連作短編の形になってはいるものの、
前の章の登場人物に他の章でも出会えたりするので、なんだかほんわか嬉しい

同じく三崎さんの作品で、似たような出来事を描いた「失われた町」も
参考までに読んでおくといいかもしれません。
《7階の撤去》など、他の三崎作品のエッセンスもいたるところに漂ってます。

ほのかに恋愛小説っぽい要素があるのも女性読者にはポイントが高いのではないでしょうか
| comments(0) | trackbacks(1) | 10:30 | category:    三崎亜記 |
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読書日記166:刻まれない明日 by三崎亜記
タイトル:刻まれない明日 作者:三崎 亜記 出版元: その他: あらすじ---------------------------------------------- 開発保留地区-10年前、街の中心部にあるその場所から理由もなく、3095人の人間が消え去った。今でも街はあたかも彼らが存在するように生活を営
| 書評:まねき猫の読書日記 | 2009/11/22 8:38 PM |
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