隣り近所のココロ・読書編

本の虫・ともみの読書記録です。
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# 贖罪
評価:
湊 かなえ
東京創元社
¥ 1,470
(2009-06-11)
コメント:「告白」と似すぎている

JUGEMテーマ:小説全般 
 ● 贖罪 / 港かなえ
 ● 東京創元社
 ● 1470円
 ● 評価 ☆☆☆☆
取り柄と言えるのはきれいな空気だけ。
そんな穏やかな田舎町で起きた、美少女殺害事件。
しかし、人と目される男の顔を見たらしい4人の少女たちは
どうしてもその男の顔を思い出せず、事件は解決しないまま・・・・。
そんな少女たちに投げつけられた激情の言葉が彼女たちの運命を大きく狂わせることになる。


(感想)

4人の少女の人生を握る、ある人物の強い強い思い。
その根深さはあまりにも「告白」の主人公のそれと酷使していて、
どうしても両作品を比べてしまいます。
構成が似てるし、「告白」もこれも面白いことは間違いなく、時間を忘れて読んでしまったけど、
「告白」の衝撃に比べるとこちらは生ぬるい感が否めません。
やっぱりあの衝撃は越えるのは難しいですよね

田舎町で起きた少女殺害事件。
お盆の真っ只中、どこにも連れて行ってもらえなかった5人の少女は
いつものように校庭でバレーボールをしていた。
そこへ知らないおじさんがやってきて、「少しだけ仕事の手伝いをしてほしい」という。
しかし、親切心からおじさんについて行った少女は無残な姿で発見されることになる・・・。

残された4人の少女は、大人の激情によって発せられた怒りの言葉にしばられ、
「懺悔」の気持ちを抱えて生きていくことになります。
そして、それぞれの形でその気持ちを清算することになるのですが、
幼く、未熟なうちにこんな事件に巻き込まれてしまった少女たちが
責任をとるように人生をかけて償いをしていく姿が痛々しいです。
異常な事態を目のあたりにして完璧な対応など大人だって取れるはずがない。
彼女たちの抱えたものはあまりに重い。

少々課題は残るものの、
3作目にして「湊かなえ的なスタイル」が確立されたのは確か。
次はこの手法をどう広げていくかが彼女のこれからの課題でしょう。
まだまだ楽しみな作家。期待しています
| comments(0) | trackbacks(0) | 10:08 | category:    湊かなえ |
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