隣り近所のココロ・読書編

本の虫・ともみの読書記録です。
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# 星間商事株式会社社史編纂室
評価:
三浦 しをん
筑摩書房
¥ 1,575
(2009-07-11)
コメント:オタクあり、BLあり

JUGEMテーマ:小説全般
 ● 星間商事株式会社社史編纂室 / 三浦しをん
 ● 筑摩書房
 ● 1575円
 ● 評価 ☆☆☆☆
星間商事株式会社は1946年に創立した中規模商社
2006年が会社が出来てちょうど60年であり、
それに向けて社史編纂室が誕生したが、
創立60周年のお祝いが執り行われた昨年、社史が完成することはなかった
それはたんに社史編纂室のメンバーがやる気がなくゆるすぎるから・・・。
そんなゆるい部署だからメンバーの一人・川田幸代が
自分のオタク的趣味のために会社のコピー機を使いまくろうが誰も気づくはずはない。
しかし、それが運悪く本間課長に見つかってしまい、
会社の重大な過去を暴く、爆弾みたいな計画に展開していくなんて・・・。



(感想)

社史編纂室のメンバーにオタク女子がいたことから、
本物の社史のほかに、会社の過去の秘密を暴く同人誌を作ることになる社史編纂室のお話。
テンポが良くコメディっぽいのでスラスラ読めました。

が、真実がわかっていく過程でのドキドキ感や、
真実を知るものからの脅迫めいたものにも緊張感がなく、読みごたえはなかった。

オタクあり、BLあり・・・。
軽めで面白いかと言われれば面白いんだけど、もう少し深みが欲しかった。
作中に挿入される本間課長の書いた自伝的小説や幸代のBL小説が面白くなかったのが残念。
会社の暗部として闇に葬られていたサリメニの女王のことがもっと深く描かれてればなぁ。
ここまで会社が隠したがる秘密にそれほどインパクトがなかったのもマイナスです。

仕事・趣味・恋(結婚)・友情・・・すべてを充実させたい。
でも、そんなにすべてがうまくいくなんてありえないから、何かを諦めなきゃいけなくなる。
その究極の選択に悩む幸代たちアラサー女子の葛藤も、
私が彼女たちと同年代のせいかすごくよくわかる。
かなり非現実的なお話と思いきや、
こういう部分にしっかりとリアリティーは描かれていました。
| comments(2) | trackbacks(1) | 12:47 | category:    三浦しをん |
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コメント
★時折さん★
TBありがとうございます。
三浦さんならこの世代の女子の気持ちをリアルに書いてくれると思います。
この本でも、彼にヲタクだということを隠して結婚した友人の気持ちとかよく、わかったもん・・・。
| ともみ | 2009/10/30 9:58 AM |

TBさせていただきました。
「アラサー女子の葛藤」ですか。
三浦しをんさんには、是非一度そんなところを中心にしたものを描いてほしいですね。静かに期待します。
| 時折 | 2009/10/28 8:08 AM |

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三浦しをん『星間商事株式会社社史編纂室』
腐女子入門。 内容(「BOOK」データベースより) 川田幸代。29歳。会社員。腐女子。社の秘められた過去に挑む―。本間課長は言った。「社史編纂室でも、同人誌を作ろう!」その真意はいかに?風雲急を告げる社史編纂室。恋の行方と友情の行方は、五里霧中。さらには、コ
| 時折書房 | 2009/10/28 8:06 AM |
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