隣り近所のココロ・読書編

本の虫・ともみの読書記録です。
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# 学問
評価:
山田詠美
新潮社
¥ 1,575
(2009-06-30)
コメント:学校の勉強よりずっと大事な「学問」

JUGEMテーマ:小説全般
● 学問 / 山田詠美
● 新潮社
● 1575円
● 評価 ☆☆☆☆☆
東京から引っ越してきた仁美、貧しいけれどリーダー格で人気者の心太、
食いしん坊でお坊ちゃんの無量、いつでもどこでも眠ってしまう千穂
4人は、友情とも恋愛ともつかない、特別な絆で結ばれていた。
一歩一歩、大人の世界に近づいていく彼らの毎日を彩る、生と性の輝き。
海辺の街を舞台に、4人が過ごしたかけがえのない時間を官能的な言葉で紡ぎ出す傑作長篇。



(感想)

この作品でいう「学問」とは学校で教えてくれる勉強ではなくて、「男女の性愛」。
誰から教えてもらったわけではなく自らで性の衝撃と喜びに目覚め、
少しずつ大人に近づいていく4人の子供たちを描きます。

単純にエロスとは言えない、瑞々しさがありました。
大人に興味本位で教えてもらった知識ではなく、心や体の感覚と快感から少しずつ学んでいった「性」。
友情と恋が混じりあって、どこからがどの感情なのかわからない。
それがなんなのかもわからないのに、止められない性の欲望。
「ツ・イ・ラ・ク」を読んだ時のドキドキに似てるなぁ。
全然いやらしくなく、性の素晴らしさを描いてる。
逆に、美しく繊細にすら感じる・・・。
子供がそれを早いうちに理解するって勉強よりずーっと大切なコトじゃないですか

4人と、彼らに大きくかかわってくる同級生の素子ちゃんとの合わせて5人。
彼らの青春時代を描きながらお話は進行していくけど、
各章のはじめに彼らがこの先の未来にどういう人生を送り、どう死んでいくかが簡潔にしるされています。
「性」が あるから「生」がうまれる。「生」はやがて「死」となる。
それをすべてひとつの流れとしてとらえると、とてつもなく大きな生命の神秘を感じます。

これは本当に傑作
体からいろんなものがあふれてきそう。
山田詠美さん、読めば読むほどに好きになっていくなぁ〜
| comments(0) | trackbacks(0) | 12:35 | category:    山田詠美 |
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