隣り近所のココロ・読書編

本の虫・ともみの読書記録です。
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# 鬼の跫音
評価:
道尾 秀介
角川グループパブリッシング
¥ 1,470
(2009-01-31)
コメント:「S」でつなぐ短編集

JUGEMテーマ:小説全般
● 鬼の跫音 / 道尾秀介
● 角川書店
● 1470円
● 評価 ☆☆☆
鈴虫だけが知っている、過去の完全犯罪。
心の中に生まれた鬼が、私を追いかけてくる・・・・もう絶対に逃げ切れないところまで。
一篇ごとに繰り返される驚愕、そして震撼。道尾秀介、初の短篇集。
 


(感想)
直木賞の候補になっていた作品です。
連作短編集と聞いていたけど、どうも連作じゃない
なぜこれを連作短編だと言って売るのかナゾ・・・

収録されている6つのお話のすべてに「S」という人物が出てくるのですが、全員まったくの別人。
しかしどの「S」も薄気味の悪い男だったり、主人公が悪に手を染めるきっかけとなる男であったりと、
主人公にとっての負の存在であることは共通している。
この「どいつもこいつもみんなS」なのにも妙な怖さがあるんです。うまい演出だ。

ジメジメとした陰湿な空気が漂い、気味が悪く、
人の心理が次第に狂気へと変化していく過程もジワジワと怖い。
この「ジメジメ・ジワジワ」のいや〜な感じが文章から鳥肌立つほど感じられる。
文章がうまいんだなぁ。
結末で意外な方向へ落とすどんでん返しがあるけど、
私、こういう展開って好きなんですよね。

ちょっと他の話とは毛色が違う気がした「悪意の顔」がいちばん印象的です。
たんに怖いだけでなく、常識では片づけられない不思議系の要素もあって
乙一テイストな味わいがありました

夏だし、なにかホラーっぽいものでも読みたいなと思い手にした一冊。
その点ではまさに「求めてた本」。

実は道尾さんが直木賞の候補になったのはわかってはいたものの、
候補作のイトルを失念していて
図書館でとりあえず新しいっぽい道尾作品を2冊まとめて借りてきたのです。
「まぁ、このどっちかだろう」、と。
・・・ということで、次も別の道尾作品をご紹介します
| comments(0) | trackbacks(0) | 10:09 | category:    道尾秀介 |
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