隣り近所のココロ・読書編

本の虫・ともみの読書記録です。
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# 少年少女飛行倶楽部
評価:
加納 朋子
文藝春秋
¥ 1,750
(2009-04)
コメント:ミステリーじゃない加納さん。

JUGEMテーマ:小説全般
● 少年少女飛行倶楽部 / 加納朋子
● 文藝春秋
● 1750円
● 評価 ☆☆☆☆
中学1年生の海月が幼馴染の樹絵里に誘われて入部したのは「飛行クラブ」。
しかも正式な部に昇格するには人数が足りない
2年生の変人部長・神、通称カミサマはまったく役に立つ気配ナシだし、
海月たちは入部早々、部員集めに走りまわるが・・・。
果たして、空に舞い上がれるか 空とぶ青春小説



(感想)

あとがきで加納さんが「底抜けに明るい、青春物語が書きたくなりました。」と言っているように、
今の季節にピッタリな明るく爽やかな学園青春ストーリーです。
加納さんだけにミステリー仕立てかなと思っていたんですけど、ミステリー要素はいっさいナシ。
中学生たちが「空を飛ぶ」という目標に向かって明るく頑張ります。
ライトノベルみたいなノリ。

部員はクセモノ揃い。
でも、いちばんフツーでまっすぐな主人公・海月ちゃんがいちばん素敵なんだよね。
海月ママもいい味出してます
ラストはあまりに甘酸っぱくて、読んでるこっちが恥ずかしくなっちゃうほど
この胸キュンって「図書館戦争シリーズ」を読んだ時のあの気持ちに似てる

いつも誰かのウワサ話ばかりしているイライザ。
でもそれはみんなと仲良くしたいから。
「誰かの悪口は、“私と仲良くしてねと差し出すプレゼント”。」ってわかる気がするなぁ。
誰かの悪口を言っているときって妙に盛り上がって、意気投合しちゃうものだからね。

中学生が空を飛ぶなんて無理なんて難しいことは考えないで
フワッと軽い気持ちで読んでみてください。
特に今、まさに中学生の人たちに読んでほしい作品です。
(んー、でも加納さんファンとしてはミステリーっぽいスパイスもほしかったかも。)

部員の一人「るなるなちゃん」の名前の由来
これ、加納さんの「朋子」という名前と無関係じゃないですよね。
| comments(0) | trackbacks(0) | 10:36 | category:    加納朋子 |
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