隣り近所のココロ・読書編

本の虫・ともみの読書記録です。
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# 1Q84
評価:
村上 春樹
新潮社
¥ 1,890
(2009-05-29)
コメント:リアルと幻想の不思議な共存

評価:
村上 春樹
新潮社
¥ 1,890
(2009-05-29)
コメント:リアルと幻想の共存

JUGEMテーマ:小説全般
● 1Q84 / 村上春樹
● 新潮社
● 各1890円
● 評価 BOOK1 ☆☆☆☆☆
      BOOK2 ☆☆☆
タクシーのラジオからヤナーチェックの「シンフォニエッタ」が流れている。
高速道路の渋滞にはまり、運転手から教えられた非常手段で何とかそこを切り抜けた≪青豆≫。
しかし、そのことが1984年を生きていたはずの青豆を「1Q84年」へと導いた?
一方、小説家志望でありながらなかなか芽が出ず、予備校で数学を教えている≪天吾≫は
やっかいな仕事に計画に巻き込まれ・・・。
私たちが生きている現在は「そうではなかったかもしれない歪んだ世界」かもしれない。
そうではないはずの世界を描く書き下ろし長編小説。



(感想)

話題のベストセラー

≪青豆≫と≪天吾≫。
子供の頃にわずか一瞬だけのドキドキした思い出を共有している二人。
それ以来、20年近くも会っていないけれどいまでも同じ思いを胸にかかえてる。
はじめはなんの接点もないように思えた二人の今を交互に描くことにより物語は進行していきます。
二つの世界がどんどん近付いていくのには本当にワクワクしました。

「さきがけ」はどうしたって「オウム」を思い出させるし、
物語のキーとなる女の子「ふかえり」にしたって、
どうしても女優の「深津絵里」、あるいはこれまた女優の「ふせえり」が頭にパッと出てきます。
深津さんならまだしも、ふせえりが頭にちらついちゃうともう大変です
現実にあるものを思い出させるような題材に、リトル・ピープルや空気さなぎといった幻想的な存在。
現実と幻想がうまく共存している不思議な作品だと思いました。

村上春樹らしさも十分に感じられます。
特に天吾くんのキャラクターなんていかにも村上春樹作品の主人公です。

一言で言うと、途中までは面白かった。
BOOK2の中盤まではよかったんだけど、青豆さんが「最後の目的」を果たしてからは流れが失速してしまってどうも・・・
二つの月がぴたっと一つに重なるような、そんな結末を予想していたのですが・・・。
物語は終わっても1Q84年はもう一つの世界で続いている・・・そんな余韻が残ります。

宗教のあり方とか、親が子供にしてあげるべきこととか、
この作品によっていろいろなことは考えてしまう。
でもシンプルにただ一つ、子供の頃に強い絆で惹かれあった二人が、
孤独のなかでもお互いを大切に忘れずに生きてきた。
その思いの深さを感じるだけでも意味のある作品なのではないでしょうか。
| comments(0) | trackbacks(0) | 13:54 | category:    村上春樹 |
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