隣り近所のココロ・読書編

本の虫・ともみの読書記録です。
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# 思い出探偵
評価:
鏑木 蓮
PHP研究所
¥ 1,890
(2009-02-14)
コメント:真摯な真心があたたかい・・・思い出探偵。

JUGEMテーマ:小説全般
● 思い出探偵 / 鏑木蓮
● PHP出版社
● 1890円
● 評価 ☆☆☆☆☆
ここは「思い出探偵社」。
実相浩二郎は一人息子を亡くしたのをきっかけにこの探偵社を開業した。
刑事だった浩二郎は事件にかまけ、
悲しみにくれた妻がアルコールに溺れていくのにまったく気づくことができなかった。
しかし、これからは妻と向き合い、寄り添って生きていくために警察を辞めたのだ。
探偵社のスタッフはそれぞれ人の痛みや夢に真摯に寄り添える人間ばかり。
もう一度会いたい人が、あなたにはいますか?
小さなガラス瓶、古いお守り袋、折り鶴……、
少ない手がかりの中から依頼主の思い出に寄り添うハートフルストーリー。



(感想)

まったく知らない作家さんだったけど、
たまたま図書館で見つけてあらすじを調べてみたら面白そうだったので

誰にかにとってのかけがえのない思い出。
それにかかわる「もの」「ひと」、そして「こと」を探す手伝いをする思い出探偵。

思い出は時として心の支えになることもあれば、
その人のすべてを壊してしまうもろ刃の剣になることもある。
でも、その思い出がどちらに転がるにしても、その人の生きた証に違いない。
調査していくうちに、その思い出が依頼者の思っていたような美しいものじゃないとわかる場合もある。
それでも、この探偵社の面々は誠実に対応し、決してきれいごとで済ませない。
その真面目さはそれぞれに何かを秘めている真心のあるスタッフだからできること。
他人の思い出にかかわりながら踏み込むこともなく、
探偵社の人々が思い出と依頼者に対する距離の取り方に思いやりを感じました。

ハートフルにまとめた前半は雰囲気がとても素敵で、
中盤になるとちょっと緊迫感のある事件が起こります。
その突然の展開の仕方についていけない感はあったけど、
ある登場人物を成長させるには必要不可欠なエピソードだし、しょうがないのかな。

結末をキチンと描かずに、読者の想像にまかせるあたりで余韻を残してくれる。
これは著者の思いやり?この気配りもいいなぁ。

☆は4つにしようか迷ったけど、今後への期待も込めて5つ
第二章の「鶴を折る女」の美しいラストには思わず涙
思いがけず素敵な作品に出会っちゃいました
| comments(0) | trackbacks(0) | 11:49 | category: 作家名 か行 |
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