隣り近所のココロ・読書編

本の虫・ともみの読書記録です。
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# 元職員
評価:
吉田 修一
講談社
¥ 1,365
(2008-11-05)
コメント:むせ返るようなバンコクの空気と罪の意識

JUGEMテーマ:小説全般
●元職員/吉田修一
●1365円
●評価 ☆☆☆
栃木県の公社職員・片桐は、タイのバンコクを訪れる。
そこで武志という若い男に出会い、ミントと名乗る美しい娼婦を紹介される。
娼婦、妻、友人、嘘、欲・・・すべてが重なり合い、すれ違う。
ある秘密を抱えた男がバンコクの夜に見たものとは!? 



(感想)
薄いので、あっという間に読めちゃいました。
旅行でタイを訪れた片桐という男が、
バンコクの空港に降りたってから、一週間後に旅立つまでを描きます。

「さよなら渓谷」でも感じたけれど、実際にあった事件を下敷きにしてるような?
アニータ事件を思い出したのは私だけじゃないはず・・・。

はじめはたったの514円。
バレないのが不運だったというか、その金額はやがてとんでもない金額に・・・。
ささいなことから人間はこんなに落ちてしまうものなのだろうか。
人間の弱さを見せつけられる。人ってこういう風に転落していくのね・・・。
周囲を騙す。でも、それは自分自身を騙すことでもある。
だから本音でぶつかってくる者には反抗心を抱く。
いつしか、およそ本来の自分とは似ても似つかない虚栄心を持ち始めて、
気が付いた時には取り返しのつかないことになっている。あー、お金は怖い。

主人公も武志もミントもごまかして生きている。
彼らがときおり見せる怒りは自分自身に対するものでもある。
みんな、ごまかしながらバンコクでかりそめの時間を過ごしているだけ。

最後の主人公のキレっぷりにはポカーン
結局のところ、この人はどうしたいんだろう。この旅行で何を得たんだろう。
「だから、ナニ?」・・・これがこの本を読んだ素直な感想です。
1300円の価値、あるのかどうか・・・
| comments(0) | trackbacks(0) | 12:49 | category:    吉田修一 |
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