隣り近所のココロ・読書編

本の虫・ともみの読書記録です。
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# 右岸

評価:
辻仁成
集英社
¥ 1,785
(2008-10-11)
コメント:「左岸」と対になる物語
JUGEMテーマ:小説全般
●右岸/辻仁成
● 集英社
●1785円
●評価 ☆☆☆
福岡で隣同士に住んでいた九と茉莉。
不思議な力を授かりながらも、その力で人を救うことができず苦しむ九。
放浪の後、パリで最愛の女性・ネネに出会うが、いつも心の片隅には茉莉がいて・・・。
江國香織と辻仁成の奏でる二重奏ふたたび。
信頼し合い、尊敬し合う作家同士だから実現した、柔らかな幸せの物語。



(感想)
江國さんの「左岸」と対になる物語です。
この本を読んだブロガーさんの感想を読んでいると、
“「左岸」から読んだ方がいい”という意見が圧倒的に多く、
その順番で読ませてもらったんだけど、
2冊読んでみると確かにその順序でないとキツイかも?と思います。

「左岸」は波乱万丈の女性の人生を描き、同性からの共感も得やすいでだろうけど、
「右岸」は主人公が超能力を持っているという設定のためか
取り方によってはオカルトチックな作品と思われても仕方のない内容。
「右」を最初に読むと引いちゃう人もいそう
超能力があることによって普通の生活ができず、九には次々と不幸が襲ってくる。
その生きにくさが精神世界っぽい事柄にもつながってくる。
いつもならスピリチュアルなものってスーッと心にしみ込んでくるはずなんだけど、
どうも自然じゃなくて、うまく入り込めなかった。

で、九の一生は性とは切り離せないようでHシーンがやたらに多い。
どうしたって何度も何度もそこに戻るんだもん
官能的で美しい描写でもなく、そのへんにも女性は引くでしょう。

九の初恋の人・茉莉。
他の女性に恋をして結婚し、子供まで出来ても、
九の心の中にもいつも茉莉への思いが消えることなく残っていた。
九の一生は茉莉への思いであふれているというのに、
茉莉にとっての九は「幼なじみ」でしかない。
この決定的な温度差が悲しい。

それぞれの壮絶な50年・・・。でも物語の締めくくりは穏やか。
こんな生活がずっと続いてくれれば・・・と、
彼らの当たり前すぎて気付かないほどのささいな幸福を祈ってなりません。
| comments(0) | trackbacks(1) | 11:50 | category:    辻仁成 |
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| 癒しの原理が2012年を救う | 2009/02/04 12:00 PM |
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