隣り近所のココロ・読書編

本の虫・ともみの読書記録です。
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# 雷の季節の終わりに

評価:
恒川 光太郎
角川書店
¥ 1,575
(2006-11)
コメント:幻想的な雰囲気に酔えます
JUGEMテーマ:小説全般

●雷の季節の終わりに /恒川光太郎
●角川書店
●1575円
●評価 ☆☆☆☆
一般の書物にも記されることはなく、地図にも載っておらず、
外の世界からあえて隠れて存在する土地「穏」。 
穏で暮らす少年・賢也にはかつて一緒に暮らしていた姉がいたが、
姉はある雷の季節に行方不明になったまま・・・。
姉の失踪と同時に「風わいわい」という物の怪に取り憑かれた賢也は、
町のある人物の秘密を知ってしまったために町を追われる羽目になる。
風わいわいと共に穏を出た賢也を待ち受けていたものは?




(感想)
恒川光太郎さんの文章をあまりに美しく、
読んでいるとついつい世にいることを忘れてしまいそうになります
1973年生まれのまだ若い作家なのだけど、
この年齢でこんなに雰囲気のある世界を構築できるなんて素晴らしいです。

穏という町の設定も味わい深いし、
風わいわい・闇番・墓町・獅子野・・・次々と現れる不思議な存在に読んでてワクワクします。

けど、「夜市」や「秋の牢獄」に比べるとちょっと荒い感じは否めない
前半はあくまで穏を舞台にした賢也という少年が中心となる物語なのだけど、
途中からそれとは別に茜という少女の物語も描かれます。
こちらは私達の住む現代に似たような世界が舞台なので、
せっかくの幻想的な世界に俗世界的なものが混雑してしまい、
なんだかいい雰囲気が損なわれてしまうのです
それだけでなく、このへんから話は意外な展開に転がり、しかも急ぎ足で進んでいくので、
なんだか読者はおいてきぼりを食うような寂しさに襲われそう・・・。
いまひとつ惜しい作品でした。
が、やっぱりこの人の世界観は素晴らしいので、これからの読み続けたい作家です。

| comments(2) | trackbacks(0) | 09:27 | category:    恒川光太郎 |
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コメント
★ヤキソバさん★
あ、「オロロ畑」買いましたか(^_^)

「秋の牢獄」や「夜市」に比べると落ちますよね。
たしかに長編だったのがいけなかった気がします。
短編ですっきりとまとめてくれればよかったのになぁ。

私は同じ本を読み返すということもないし、
近くの図書館が充実してるので、月に一冊買うか買わないかですね〜。
| ともみ | 2008/12/22 11:35 AM |

ともみさん、おおきにっ。

「オロロ畑でつかまえて」の文庫を、割合安価で買いました。
今読んでいる、他作品を読んだら、次に読もうと思います。

ところで、この作品は、風わいわいなどが登場し、面白いものの、
「夜市」や「秋の牢獄」に比べると、まとまりはイマイチですね。
著者は、長編が不得手なのかも知れません。

この内容とボリュームでこの価格は高いです。
私は、本は、ほとんど買って読んでいるので、
この本に、この金額を投じるのは、少し損をした感覚です。

次回作が、短編または中編なら、大いに期待出来ますね。

小説を買って読むのは、金がかかり過ぎるという面もありますが、
医学専門書は、一冊数万円もするので、それに比べれば、
ふっ、、、です。
| ヤキソバ | 2008/12/20 1:52 AM |

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