隣り近所のココロ・読書編

本の虫・ともみの読書記録です。
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# ハルカ・エイティ

評価:
姫野 カオルコ
文藝春秋
¥ 940
(2008-10-10)
コメント:著者の伯母様がモデルだそうです
JUGEMテーマ:小説全般
●ハルカ・エイティ/姫野カオルコ
●文春文庫 
●940円 
●評価 ☆☆☆☆
大正に生まれ、見合い結婚で嫁ぎ、
戦火をくぐり抜けて、戦後の自由な波に乗り・・・。
時代の荒波にもまれつつも、平凡な少女は決して後ろ向きになることはなかった。
その天真爛漫な魅力を開花させ、人々はみなハルカに引き込まれていく。
姫野式「女の一生」、激動の時代を明るく生きた、ハルカ、80歳の物語。



(感想)
大正に生まれ、激動の時代を明るく生きた、ある女性の物語。
主人公・ハルカのモデルは著者の実の伯母さまだそうです。
つまり、第一章に出てくるハルカの姪の作家・秋子さんは著者自身ということ。

この時代に女性が自分らしく生きることは困難でしょう。
今を生きる私達と、この時代を生きたハルカ達の生き方は違うけれど、
女性たちが抱くときめきや憧れは今も昔も根本的には変わらない。
問題は時代がそれを許してくれるかどうか。
けど、そんな時代のなかでもハルカはもちろん、学生時代の友人たちも
何とか自分で人生を切り開いたのだから素晴らしい女性たちだと言いたい。

うーん。でも、納得できない部分も多い。
ハルカは確かにポジティブで天真爛漫な女性だけど、
この女性が80代になった時に、ああいうおばあちゃんになるというのが疑問。
なんだか描かれていない部分に素敵なおばあちゃんになれる素が隠されていたような・・・。
素敵に年を取るために、ハルカさんにヒントをもらいたかった私にしてみれば少々ガッカリ

夫の人物像をもっと深く描いてほしく、そのへんは物足りなかったけど、
最後の最後で夫婦の幸せな様子が強く感じられたのでオッケー。
物語はこんな一文で締めくくられる。
「ああ、夏の終わりの夕暮れは、なんや、ロマンチックやなぁ。」
ここにハルカの幸せがすべてつまってますよね
| comments(0) | trackbacks(0) | 10:56 | category:    姫野カオルコ |
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