隣り近所のココロ・読書編

本の虫・ともみの読書記録です。
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# 長い終わりが始まる
評価:
山崎 ナオコーラ
講談社
¥ 1,260
(2008-06-26)
コメント:小笠原の性格の悪さばかりが気になる

JUGEMテーマ:小説全般
●長い終わりが始まる/山崎ナオコーラ
●講談社
●1260円
●評価 ☆☆
大学4年生の小笠原はマンドリンサークルに所属している。
就職活動よりも人間関係よりも趣味のマンドリンに命をかけているから、
他のメンバーのように軽い気持ちでサークル活動を楽しむことを軽蔑している。
だからみんなと活動以外の場面でつながることがなかなかできない。
そんな小笠原にもとても好きな人がいるのだが・・・。
いつまでも流れていく時間を描いた青春文学。




(感想)
何が起こるわけでもない淡々としたお話でした。
主人公の小笠原のひねくれまくった性格の悪さがすごーく気になります
こういう難しい人って身近にいたら案外好きなんだけど、
サークル内の関係とか客観的にみちゃうと嫌な人だなぁ。
やったことがないのに、
「この年になってもコンドームのことが言い出せない自分がふがいない」
とか思っちゃってるところなんかほんとイヤ。

マンドリンの技術は誰もが認めるけれど、
その性格ゆえに決してリーダーやサークルの重要人物になることはできない。
それにすんごくムカついている女・小笠原。
我が道を行く系のキャラと思われてるけど、実際はサークル内の序列を誰よりも気にして、
自分の居場所を求めている。
素直すぎるから、人に見せなくてもいいところまで見せて嫌われてるタイプ。

小笠原が田中に恋をする気持ちってほんとに恋なのかなぁ?
たんに音楽の同志を求めてただけのように思う。
田中の女ったらしなところ見極められず、いいように遊ばれちゃったってこと。
結局は小笠原にも見る目がなかった。

男も女も登場人物はすべて名字で呼び捨てで書かれているので、
誰が男で誰が女なのかわからなくなり、困りました。
でも、もしかしたらこれは小笠原が彼らを男とか女とかそんなことどーでもよくて、
単に記号としてしか意識してないことを表してるのは?と思い、
つくづく小笠原に呆れてしまいます。

恋をしたり挫折をしたりして、小笠原が性格を改めるとかでなく、
最後まで徹底的にいやな女だった。一体、何が描きたかったんだろう・・・。
しかし、社会に出ると今の小笠原の自己主張やわがままは通じなくなる。
彼女はどんな大人になるんだろう。
その後の彼女の見てみたいかも。
| comments(4) | trackbacks(1) | 12:45 | category:    山崎ナオコーラ |
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コメント
★ユキさん★
若い頃ははっきり自分を貫き通しすぎて、逆に損をすることもあったなぁ。
もっと大人になって我慢をしていれば失わずにすんだものもあった・・・と、しみじみ。

山崎ナオコーラさんは何冊か読んだけど、もういいかなって思って最近は読んでません。
なんだか私には合わない感じ(^_^;)
| ともみ | 2009/03/11 11:50 AM |

うまく隠してこそ、人間関係がおさまるか・・
隠しているつもりでも、「ばればれだよ」ってよく言われる私です(笑)

山崎ナオコーラの本は、どうしても読みたいとまではいかないのですが、なんとなく手に取る感じで読んでいます。
私は「指先からソーダ」という新聞に掲載されていたエッセイが好きでした。
本の方は加筆・修正して書かれているので、私の好きだった話が載っていなかったり印象が違っている部分もありましたが、彼女の感性が分かる感じです。
| ユキ | 2009/03/10 10:03 PM |

★ユキさん★
ほんと、なにが言いたいのかわからない本でしたね(苦笑)
誰にでも小笠原みたいな部分はあると思う。
でも、それをうまく隠してこそ人間関係っておさまるわけで。
あ、私もユキさんと同じで協調性は足りないかも。
どちらかというと団体行動が苦手で、一人で勝手にやりたいタイプだから、あまりエラそうなことは言えないんだけどね(^_^;)
| ともみ | 2009/03/10 12:30 PM |

この本、私も少し前に読みました。
読み終わった後の感想は「で、何が言いいたいの?」

小笠原の言動に苛々しながら読みつつも、私はちょっとだけ彼女に共感した部分がありました。
それは、自分の気持ちを抑えてまで周りに合わせなければいけない事への抵抗感。
えーと、私も協調性に欠ける所がありまして(笑)
勿論必要な事なので努力はしていますが(^_^;)

小笠原は、社会に出たらこてんぱんい退されるのか、それとも開き直ってそのままでいるのか、興味深い部分ではありますね。
| ユキ | 2009/03/09 5:11 PM |

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『長い終わりが始まる』山崎ナオコーラ を読んで
長い終わりが始まる (講談社) 山崎ナオコーラ souiunogaii評価 内容紹介 サークルとは、世界のことだ! 大学4年生の小笠原は、マンドリンサークルに入っている。 未来になんて興味がなく、就職活動よりも人間関係よりも、趣味のマンドリンに命をかけている。そして
| そういうのがいいな、わたしは。(読書日記) | 2009/03/20 1:25 PM |
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