隣り近所のココロ・読書編

本の虫・ともみの読書記録です。
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# 静かな爆弾

評価:
吉田 修一
中央公論新社
¥ 1,365
(2008-02)
コメント:ワンクッション置いたコミュニケーションの難しさ
JUGEMテーマ:恋愛小説
●静かな爆弾/吉田修一
●中央公論新社
●1365円
●評価 ☆☆☆
テレビ局に勤める早川俊平はある日公園で耳の不自由な響子と出会う。
人の声を集めるのを生業とする俊平と、音のない世界で暮らす響子。
やがて二人は恋に落ちるが・・・。



(感想)
耳の聞こえない響子の影響か、
の中での足音やほんの少し食器がぶつかり合う音など些細な生活音が聞こえてきそうでした。

響子に一緒に暮らすことを断られ、
悲しいけれど心のどこかでホッとする俊平。
好きだけれど、突き進むことに躊躇するのは、
危険やトラブルにみまわれてもその事実にさえ気づかない響子に対する恐れ。
愛する人をそんな危険にさらさらければならないことへの恐怖にあると思う。

私は言葉にできないなら紙に書けばよいと思っていた。
でも紙に書いてコミュニケーションをはかることには限界がある。
咄嗟に出てしまう衝動的な言葉は伝わらないし、
早口でまくしたてればスッキリするようなことも「書く」という行為のために
紙を探したり、言葉を選んでワンクッション置いているうちに浄化されてしまうだろう。
そんなことから気持ちにズレが出てきてもおかしくはない。

耳が聞こえないという設定以外に響子の人物像が見えてこないのが残念。
人物像だけでなく気持ちも見えてこない。
読者でもイライラするんだから俊平の気持ちが窺えますね

神宮球場の場面は喧騒が押し寄せてくるような感覚に襲われ、
また不気味でもあり圧巻。

俊平の仕事の様子が詳細に描かれすぎてることに疑問を感じたけど、
タイトルが「静かな爆弾」であることを考えると素直に納得できます。
| comments(0) | trackbacks(0) | 11:48 | category:    吉田修一 |
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