隣り近所のココロ・読書編

本の虫・ともみの読書記録です。
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# 水のなかの螢
水のなかの螢
水のなかの螢
池永 陽
水のなかの螢/池永陽
集英社
1785円
評価 ☆☆☆
「一緒にダイナマイトで爆死して」・・・謎めいた高校生に僕はそう誘われた。
レトロな洋館風の古いアパートの住人たち、
寂れた喫茶店ホットコーヒーに集う面々の現在・過去・未来・・・。
後悔と傷を抱えた人たちの贖罪の物語。



(感想)
主人公が住んでいるのは古い洋館風のアパート。
行きつけのお店はまったく流行っていない喫茶店。
主人の周りには
それぞれに人生を狂わせるほどの傷を持った妙な人たちが集まってくる。

とにかく登場人物すべてが生きることに疲れてて、諦めてて、自分を責めてて、
読んでいて気分が萎えてくるような作品だったなぁ汗
しかもそれぞれの抱えてるものがハンパないくらい強烈で、
洒落になんないくらい負のオーラが充満してるひやひや
でも、不思議なことに読み口は重くない。
ページをめくるのが苦しいほどの暗さは充満してるのに、
なぜかスルスルと読めるんです。

何かを抱えて贖罪の気持ちで生きている人たちだから
傷をなめ合い、寄り添って生きているような気がする。
こういう人だからこそ優しくなれるんですよね。

が、最後の日。
示し合わせたようにパタパタとみんな消えちゃったのには
なんだ拍子ぬけしてしまいました。
こんな呆気ない幕引きは読者に対して裏切りだと思う。

ツワモノぞろいの人物の中でもひときわヤバのが「イイコさん」。
この人の人生・顔のこと・・・なんかトラウマになりそうですあせあせ

最後に。
典子ってほんとイヤな女だったわむかっ
| comments(0) | trackbacks(0) | 09:43 | category:    池永陽 |
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